島根県には、IT業界が注目するものが2つある。ひとつはPHPやPythonと並んで世界中のプログラマーが利用するRubyというプログラミング言語。もうひとつは島根県によるソフトウェア産業の振興策だ。 すでに20年の歴史を持つRubyは、国産ソフトウェアとしては初めて世界的な普及を果たしたプログラミング言語。日本よりも米国での認知度のほうが高いといっていい存在だ。Rubyを開発したまつもとゆきひろ氏は、1997年から松江市に住んでおり、地元のネットワーク応用通信研究所のフェローとして、現在もRuby言語の開発と普及活動を続けている。 また、島根県は地域の産業振興策の中で、IT、ソフトウェア産業で企業誘致やエンジニアの移住・定住などで効果を上げている県でもある。インターネットイニシアティブ(IIJ)といった大手企業の誘致に成功しており、このうち、IIJは、クラウドコンピューティングのためのデー
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