IT社長、問題点を整理してくれてありがとう。そして「たしかに」さん、前回エントリのタグ閉じミスは相変わらずでしょうか? Macでは意図通りに見えてるし、Win環境のChromeでも同様に見えてるのですが。ともあれ勉強になりました。そして「たしかに」さんに諭されてふんぎりがつきました。拙ブログ書籍化の話がたどってきた経緯をお話しします。 まず最初に、書籍化について黙っていたことをお詫びします。長くてみっともないエントリなので読むのが面倒くさい人は【要約】だけお読みください。 【このエントリの要約】 1.各社からオファーがあったのは4月早々。いったん潰れてゼロになった。 2.GW明けに新潮社にメール。ただし決定とは認識していない。 3.5月20日に「いけるかもしれない」と確証を得る。 4.本を出すことは「今後の予定」と関係ない。 ■始まり もともと「書籍にしませんか?」というオファーはこのブロ
鳩山首相が辞任した。在任期間は259日と歴代の首相の中では第7位の短さだが、その前の首相も安倍晋三(366日)、福田康夫(365日)、麻生太郎(358日)と歴代12・11・10位である。小泉純一郎(1980日)が歴代3位と突出して長く、それ以前の内閣も自民党総裁の任期(3年)に満たない。ここまで短命政権が続くと、首相の個人的な資質ではなく、制度の問題と考えざるをえない。 根本的な原因は、議院内閣制によって首相が与党の党首から選ばれるため、引きずり下ろしやすいことだ。これが大統領であれば、弾劾の手続きが必要で、大統領選挙もやり直さなければならないので、途上国のようにひどいスキャンダルがあっても、大統領は容易にクビにできない。ところが議院内閣制では、与党の支持を失ったら党首は政権基盤を失うので、失脚しやすい。選挙も国会の中だけなので、コストは低い。 第二の原因は、90年代以降、連立政権が続き、
2010年05月16日15:20 カテゴリ経済 企業の「社会的責任」とは何か 最近のインフラ整備をめぐる議論で、私が「ソフトバンクの利益と国益を一緒にしないでほしい」と書いたら、「企業にも社会的責任(CSR)がある」という反論をいただいたので、この問題についての経済学の考え方を紹介しておこう。CSRを否定する議論として有名なのは、フリードマンのエッセイである。彼はこう書く:In a free-enterprise, private-property system, a corporate executive is an employee of the owners of the business. He has direct responsibility to his employers. [...] the corporate executive would be spending so
製品自体に欠陥はなく、販売後の不正改造が事故の原因だった。だが判決は、同様の事故が何度も起き、被告らはそれを承知していたにもかかわらず有効な対策をとらなかったとして、業務上過失致死傷罪の成立を認めた。 メーカーを信頼するからこそ、消費者は便利さの一方で危険を伴うガス製品を安心して使うことができる。その思いに沿った判断と評価したい。 意外と執筆者は本質を理解している。「その思いに沿った判断と評価したい」というのは、そりゃ変だがそういう立論はやめときましょうということだ。なので、以降の話はよく読むとわかるが、グダグダになっている。 重要なのは、「製品自体に欠陥はなく」といこと。で、どうして企業責任なのか? 「販売後の不正改造が事故の原因」と続くんだけど、これ、別企業。厳密に言うと、パロマ系もあったのでそれが指導せいというのはあるかもしれないけど、つまり、業界団体による官僚支配をきちんと。 ただ
河合隼雄が言っていたことだが、カウンセラーがカウンセリングの内容を口外しないのは、職業倫理であると同時にひとつの技能でもあるそうだ。「今日のクライアントがさあ、こんなこと言ってたんだよ」と家族であれ同僚であれ、それを漏らしてしまうことで失うものがあるという話。だから、絶対に漏らさないと思える人にもクライアントのことは言わない。 河合さんの考え方では、「こういうクライアントにはこう対応する」といういつでも100%対応できる都合のいい技法は無いということなので、実際、深刻な人の話を聞くと途方に暮れることもある。カウンセラーもクライアントと同じだけ途方に暮れているけど、同時に「人間には直る力がある」と信じている。途方に暮れているのと同時にその信念を保っていられることがカウンセラーの技能であり、人にしゃべることでカウンセラーの気持ちがクライアントから離れてしまい、その技能の妨げになる。そういうよう
⇒訃報:名誉棋聖の藤沢秀行さん 83歳 - 毎日jp(毎日新聞) 重厚な棋風で棋聖戦6連覇を果たし、破天荒な生き方で「無頼派」として知られた囲碁棋士の藤沢秀行(ふじさわ・ひでゆき、本名・保=たもつ)さんが8日午前7時16分、誤嚥(ごえん)性肺炎のため東京都内の病院で死去した。83歳。葬儀は近親者だけで行い、お別れ会を後日開く。喪主は妻モトさんと長男秀樹(ひでき)さん。 野垂れ死に (新潮新書): 藤沢 秀行 勝負師の妻―囲碁棋士・藤沢秀行との五十年 (角川oneテーマ21): 藤沢 モト これも良かったですよ⇒「 無頼の遺言 棋士・藤沢秀行と妻モト [DVD]: ドキュメンタリー: DVD」 かわいい、という感じがした。 人間なにが原因で長寿になるのか。脳だったりするかな。
囲碁棋士の藤沢秀行氏が今年の5月8日に亡くなった。享年83歳であった。「文藝春秋」7月号にご夫人の藤沢モトさんが「『無垢の人』藤沢秀行の最後を看取って」と題して、藤沢秀行さんの思いでの数々について語っておられる(注:たぶんライターが聞き書きしてまとめた原稿だと思う。申し訳ないが、ご本人が書いたのだとすると上手すぎる)。これがなかなか良いので、「文春」が手元にある方は、是非読んでみて欲しい。 藤沢秀行さんは、囲碁の棋士として一流であり、実力制のタイトル戦になってからの初代名人や同じく初代の棋聖であり、特に、この棋聖戦(当時賞金額が最高のタイトル戦だった)では6連覇を遂げた。また、藤沢氏の書は独特であり且つ非常に高く評価されている。これだけなら普通の一流棋士が惜しまれて亡くなったという話なのだが、彼は何ともエピソードの多い大変な人物だった。 簡単に思い浮かぶだけでも、酒乱であった時期が長く(注
新潮社 2009年5月 1995年3月の地下鉄サリン事件のとき、わたくしの勤務する病院にも何人かの患者さんが搬送されてきた。外来診療をしていたら「地下鉄でガス爆発事故があり、負傷者が何人かここにもきます」という連絡がはいった。ふーんと思っていたら、今度は、ガス事故ではなく、サリンらしいという情報が入ってきた。サリン? 何だかきいたことがあるな、という程度で、どうしていいのか見当がつかず、外来担当でない医師に対応策をしらべてもらった。どうも農薬中毒の時と同じ治療をすればいいらしい、ということになった。都会の真ん中にある病院で、農薬中毒の治療など経験がないし、困ったと思っているうちに、患者さんが運ばれてきたが、さいわい軽症のかたばかりで、瞳孔を調べたりするだけで済んだ。 1972年の連合赤軍のあさま山荘事件は、一部のひとには大きな衝撃であったらしい。しかしわたくしにはそれは無考えなひとが愚かな
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それは僕の構え方の問題だね。やっぱり僕は、はてなが大好きだし、近藤には相変わらず期待しているし、みんなの批判を受けたように、「おまえたちが制度設計し、日本語圏のネット空間が良くなるようにすればいいんだろう」と言われればその通りだし。そういうことを思ったよ。 今、近藤もブログ書いてないじゃない。彼だってアメリカから帰ってきてブログ書かなくなっちゃったじゃない。近藤に聞かないと真意は分からないけど。 はてなって特異なポジションにあるじゃない。最初のうちは無邪気にみんなやっていた。僕も含めて、ウェブ進化論にはてなのことを書いたし。そういうことをやってきた。 そのサービスというのは非常にニュートラルなものだから。確かに制度設計といわれても、できる限りオープンにしたいというのがあるからね。 強権的に何かを削除するとしても、ほかのブログなら何も考えずに消すけれども、うちはむしろ、もうちょっと違うところ
1人シリコンバレー創業プロジェクト、そして――藤沢烈さん(後編):あなたの隣のプロフェッショナル(1/5 ページ) 「あなたの隣のプロフェッショナル」とは?: 人生の多くの時間を、私たちは“仕事”に費やしています。でも、自分と異なる業界で働く人がどんな仕事をしているかは意外と知らないもの。「あなたの隣のプロフェッショナル」では、さまざまな仕事を取り上げ、その道で活躍中のプロフェッショナルに登場していただきます。日々、現場でどのように発想し、どう仕事に取り組んでいるのか。どんな試行錯誤を経て今に至っているのか――“プロの仕事”にロングインタビューで迫ります。インタビュアーは、「あの人に逢いたい!」に続き、戦略経営に詳しい嶋田淑之氏。本連載では、知っているようで知らない、さまざまな仕事を取り上げていきます。 イノベーティブなマインドをもった若きリーダーたちを育成することに情熱を燃やす藤沢烈さん
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