ことの経緯と要旨はいかにと申せば、「フォントの扱いとその実例を紹介する連載企画にて『小数点花手鑑』のデザインを取り上げたく候、云々」とレーベル経由で打診をいただいたのです。 ……フォント? こはそもいかにと顎をなでつつ、聞けばタイトルである「小数点花手鑑」、「しょうすうてんはなのてかがみ」、「sounds great in STEREO」、「ROUTE」、「15.6843…」についてのことであると申されます。要はジャケットに置かれた文字すべてというわけです。 むむ、なるほど……それはたいへんすてきなお話です。かような切り口でアルバムをご紹介いただける機会もそうはあるまいし、僕からデザインを請け負った僕としても僕にそこそこ大きな顔ができることになります。異存があるはずもありません。しいて難を挙げるとすれば、ジャケットのどこにもフォントは使われていない点です。何しろそのほとんどが書体データでは
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