23日告示の東京都知事選まで2週間。細川護熙(もりひろ)元首相の名前が急浮上した。舛添要一・元厚生労働相が立候補の意向を示し、自民は支援する方向で調整に入ったが、構図が大きく変わる可能性が出てきた。 ■手詰まり民主からは待望論 本命の1人となる舛添氏が立候補表明するなかで、「脱原発」を旗印に、細川氏と小泉純一郎元首相の連携が実現すれば、都知事選の台風の目になる。 細川氏は政治の世界から引退して約15年。再び表舞台へ駆り立てている要因は、原発やエネルギー問題への危機感だ。 細川氏が立ち上げた日本新党の関係者によると、細川氏は1月上旬、「安倍政権のエネルギー政策は国を過(あやま)つかもしれない。都知事選で有権者に脱原発を訴えることは重要だ。勝ち負けじゃない」と語ったという。
東京都知事選(1月23日告示、2月9日投開票)で、舛添要一元厚労相(65)は8日、立候補する意向を事実上表明した。自民党側とも調整に入った。ただ、党内の一部には根強い異論が残っている。一方、7日に出馬会見を行った元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)には、日本維新の会共同代表の石原慎太郎元都知事だけでなく、そうそうたる応援団が付いていた。 「本格的な検討に入った。基本は無所属で出ることになる」 舛添氏は8日午前、都内で記者団にこう語った。自身のホームページで「日本政治を刷新する政治モデルを東京で試みることが必要だ」と強調し、東京のインフラ整備や防災対策を提唱するなど、やる気満々だ。 自民党東京都連も7日夜、幹部会合を開き、舛添氏と政策協議に入る方針を固めた。 ただ、党内には、舛添氏が自民党の政権転落後に、党を猛批判して離党した“裏切り者”で、除名処分にした経緯から異論も強く、「舛添氏が
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