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1. 8万のカード情報を含む65万人の個人情報が漏洩し,セキュリティをいちから見直した 2. 漏洩が判明した直後は延べ20人が3日間,夜を徹して作業に当たった 3. カード情報の管理を第三者に任せ,WAFを導入するなど安全性を高めた 「えらいことになってしまった。覚悟せなあかんな」。 2008年7月10日の深夜のこと。アウトドア用品や釣り具の販売で年間40億円を売り上げるECサイト「ナチュラム」を運営するミネルヴァ・ホールディングス(当時の社名はナチュラム,8月1日に持ち株会社として改称)の中島成浩氏(代表取締役会長兼社長CEO)は,創業以来の危機に直面していた。ナチュラムのサイトから,クレジットカード情報を含む個人情報がほぼ確実に漏洩していたことが判明したのだ。大阪市中央区の本社会議室に集まったメンバーは皆青ざめていた。 まず取り組んだのは被害の拡大を防ぐこと(図1)。丸3日間で一気に対
本連載では、竹島愼一郎氏が提唱するインパクト抜群の「1枚企画書」をPowerPointで作る手順を全5回で紹介します。社会人になったらWordやExcelだけでなくPowerPointも使いこなせなくては、社内や取引先でのプレゼンに勝ち抜けません。しかし、ただ単に企画書をPowerPointで再現しただけでは、印象に残るプレゼンにはほど遠く、居眠りを誘う会議になってしまうことでしょう。 「1枚企画書」の最終回として、本書が出版に至った企画書の実例を含む、「プレゼン力の高い企画書」を3種類ご紹介します。実際の成功事例を踏まえてPowerPointをフル活用すれば、皆さんの仕事もきっと成功に近づくはずです。 ※本記事は「ビジネス極意シリーズ パワポで極める1枚企画書」から一部抜粋し、編集・再構成したものです。 Table of Contents プレ企画書1――飽和市場の「新商品企画書」 ■
「業界の悪しき慣行だ。『新3K』と呼ばれる過酷な労働環境の温床になっている」。「いや、技術者が終身雇用で働く日本では、開発リソースを流動的に調達するために欠かせない仕組みだ」─。 システム開発案件を受注した元請けのSIerが、開発の実作業を協力会社、つまり1次下請け企業に外注する。1次下請け会社から、さらに2次、3次、4次へと外注を繰り返す。受託開発の多重下請け構造を巡っては長年、是非が議論されてきたが、業界構造が変わることはなかった。 ここにきて、一気に変革が進み始めた理由は“外圧”にある(図1)。 品質とセキュリティ求めるユーザー 最初の外圧は、システムの品質やセキュリティに対するユーザー企業の懸念である。 大規模なシステム開発で下請けが5~6次に及ぶと、プロジェクトには最終的に100社を超える協力会社がかかわることも珍しくない。 下請け構造が複雑になると、元請けSIerやユーザー企業
あらゆるWeb 2.0企業、銀行のインターネットサイト、企業の電子メールシステムの裏で多大な電力が消費されているのは誰でも知っていることだ。しかし今、米国時間2月15日発表のLawrence Berkeley National Laboratoryの研究によって、正確なその規模が明らかになる。 米国のサーバとそれに伴う冷却システムは、2005年に450億kWhを消費した。ローレンスバークレー国立研究所の科学者およびスタンフォード大学の客員教授でこの研究を執筆したJonathan Koomey氏によると、これはミシシッピ州およびその他19の州よりも多いという。 そして、コンピュータの電力消費量は急速に増えている。 「2000年から2005年の5年間で、およそ2倍に増加している」とKoomey氏は述べた。増加の主な理由は、費用が2万5000ドル以下のローエンドサーバが広範に設置されたことだとい
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