ブックマーク / realsound.jp (52)

  • 好調出版社『アルファポリス』 ベストセラー連発の生え抜き編集者・滝澤友梨に聞く、ヒット量産の秘訣は?

    アルファポリスの生え抜き編集者・滝澤友梨氏。何よりも漫画好きの編集者であり、作品づくりだけではなく、ヒットを生み出すためにさまざまなインプットとアイデアを生み出すことに労力を厭わない努力家でもある 活況を呈する電子書籍市場において、圧倒的な存在感を誇るのが「アルファポリス」である。アルファポリスは2000年の設立。半世紀以上の歴史をもつ企業が多い出版業界のなかでは若い出版社といえるが、数々のヒットを連発し、今年も5作品がアニメ化され、漫画好きにとって無視できない存在になっている。 いったいなぜ、ヒットを連発することができるのだろうか。今回、コミカライズ作品で話題作を連発している編集者・滝澤友梨氏にインタビュー。滝澤氏は、漫画と担当作品を誰よりも愛し、作家と二人三脚で創り上げていく、情熱溢れる編集者であった。 ■編集者個人の“好き”を優先させてくれた 『最後にひとつだけお願いしてもよろしいで

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    ichise 2024/10/22
  • 文学の新人賞……相次ぐ盗作にどう対応? 不正行為を防ぐための方法はあるのか

    photo:Towfiqu barbhuiya(unsplash 出版社が新人を発掘する場として重要視し、各社が主催しているのが新人賞である。こうした新人賞は、あくまでも性善説に則って行われている。つまり、盗作やパクリなどの不正行為がないことが原則だ。しかし、残念なことにいつの時代も不正行為はなくならず、後になってから賞が取り消される例が後を絶たない。 今年も、PHP研究所・児童書出版部が9月30日に発表した「第13回 54字の文学賞」の受賞作「高校生大賞」が盗作だったとわかり、同社は受賞を取り消すと発表した。オリジナル作家の指摘によって発覚し、同社は「作家様の迅速なご指摘と寛容なご対応に感謝するとともに、今後も文学賞への盗作投稿には厳正に対処してまいります」と発表した。 過去には、漫画賞でも盗作騒動や、設定が別の作品と似ているなど理由で賞を取り消された例がいくつもある。2022年には外務

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    ichise 2024/10/13
  • 「リブレ」「大洋図書」が牽引する「商業BL」事情、次なる覇者は? 識者が解説する人気出版社の業界地図

    一大ジャンルとなった「商業BL」。その人気は国内だけに留まらず、海外でも多くのファンを獲得している。商業BLの市場が拡大するに連れ、出版社ごとの特徴多様化。バラエティに富んだレーベルが次々に生まれている。 そこで株式会社サンディアスが運営するBL情報サイト「ちるちる」編集部に、気になる昨今のBLレーベル事情や人気ジャンルについて聞いた。日のみならず、海外も含めた現在の、BL事情をマッピングしていく。 ◼️映像化の人気作揃う「リブレ」と「大洋図書」がBL界牽引 さんかく窓の外側は夜 1(リブレ) ちるちる編集部の調査によると、現在のBLレーベルとして先頭を走るのは、「ビーボーイコミックス」「ビボピーコミックス」などのレーベルを持つ出版社リブレ。2024年上半期だけで約70冊を刊行し、BL業界を牽引している存在だ。『抱かれたい男1位に脅されています。』や『さんかく窓の外側は夜』など、映像化も

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    ichise 2024/10/12
  • 少女漫画誌「ちゃおデラックス」休刊ーー新人漫画家の“育成の場”である「増刊号」は役割を終えたのか?

    ■新人育成の場である増刊号 少女漫画雑誌「ちゃお」の増刊号として刊行されていた「ちゃおデラックス」が、2024年11月号(9月20日刊行)を機に休刊することがわかった。連載作品の多くは、WEBコミックの「ちゃおプラス」で連載が継続されるという。「ちゃおプラス」の内容の充実が図られる一方で、誌の番外編や新人の読切が読める「ちゃおデラックス」の休刊を惜しむ声が上がっている。 かつて、あらゆる人気漫画雑誌には増刊号があったが、その多くが現在は休刊となっている。漫画雑誌にとって増刊号は極めて重要な意味をもつ。それは新人の育成の場として機能してきたためだ。漫画賞でデビューした新人漫画家は、いきなり“誌”で連載ができるわけではない。まずは、増刊号で読切を描いて実力を試すのである。 そして、増刊号で人気が取れたらいよいよ誌で読切を発表するか、その評判次第では連載に繋がることもあるのだ。雑誌のはベテ

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    ichise 2024/09/24
  • 集英社は大幅増益、講談社堅調も雑誌頼みの出版社は低調ーー今後雑誌はどうやって苦境を脱するべき?

    photo:miika laaksonen(unsplash) ■集英社、大幅増益 集英社が発表した第83期(2023年6月1日~24年5月31日)決算によると、売上高は前年比2.5%減の2043億7500万円となり、当期純利益は前年比29.5%増の206億1700万円となり、純利益が200億円を超えたことがわかった。依然として漫画作品のメディアミックスが好調なうえ、前年に計上された不動産評価減といった特別損失がなかったことが、大幅増益に繋がった。 集英社は『ONE PIECE』を筆頭に人気漫画を多数抱える「週刊少年ジャンプ」という最強の雑誌をもち、近年は青年漫画雑誌である「週刊ヤングジャンプ」の連載作『【推しの子】』が世代を超えてヒット、近年は漫画アプリ「少年ジャンプ+」が『SPY×FAMILY』の連載開始を機に飛躍的にユーザーを増やしている。 集英社は紙、電子、双方で強力なコンテンツを

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    ichise 2024/09/23
  • 〈アニメイト〉好調の理由は出店戦略にあり? ヴィレヴァンとの対比から見えてきた「わざわざ感」の重要性

    アニメイトのロゴマーク。アニメや漫画などサブカルチャー好きから高い人気を誇る世界最大級のショップだ 「遊べる屋」として知られるヴィレッジヴァンガードの業績不振が一部で話題を呼んでいる。一方、同じ「サブカルチャー」を商材として扱いながらも好調な経営を見せているのが「アニメイト」。日のみならず世界最大級のアニメショップチェーンとして知られ、現在では国内に125店舗、国外に13店舗を構えている(2024年9月現在。公式ホームページより)。かねてから続くアニメ人気や「推し活ブーム」の影響もあり、店である池袋店の前には、休日ともなると人だかりができることも珍しくない。 記事ではアニメイトの好調の理由を、その「出店戦略」から考えたい。特にヴィレッジヴァンガードと比較すると、その戦略の妙が浮き彫りになる。 「1都道府県1店舗」を基とするアニメイトの出店戦略 2023年4月28日にグランドオープ

    〈アニメイト〉好調の理由は出店戦略にあり? ヴィレヴァンとの対比から見えてきた「わざわざ感」の重要性
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    ichise 2024/09/18
  • 〈少女漫画誌〉部数減少の原因は? 漫画編集者に聞く、雑誌離れだけではない問題点

    集英社の少女向けまんが誌「りぼん」8月号 少女漫画雑誌が軒並み苦境に陥っている。日雑誌協会が8月7日に公表した2024年4月〜2024年6月の3ヶ月ごとの平均印刷部数によると、「りぼん」が約11万8333部で、「ちゃお」が約10万6667部。かつて「りぼん」は約250万部、「ちゃお」は約100万部を突破していたことがあったが、部数が深刻に落ち込んでいることがわかる。 【写真】「りぼん」8月号付録は世界的大人気ホラーゲーム「Poppy Playtime」との豪華コラボ 数ある少女漫画雑誌のなかでも、「りぼん」「なかよし」「ちゃお」は“3大少女漫画雑誌”と言われている。しかし、現在「なかよし」は約2万8667部まで減少。『美少女戦士セーラームーン』の連載時には約200万部を発行していたことを考えると、約71分の1まで部数が減少してしまったことがわかる。 他の少女漫画雑誌の部数を見てみると、「

    〈少女漫画誌〉部数減少の原因は? 漫画編集者に聞く、雑誌離れだけではない問題点
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    ichise 2024/09/08
    三大少女漫画雑誌は小学生向けなので、コンビニ取扱がなくなった辺りで、買いたくても入手性悪くて、復活は難しいんじゃないかな
  • 『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』大ヒットで注目 スターツ出版「感動プロデュース」戦略を読む

    『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』『鬼の花嫁』『すべての恋が終わるとしても』といった、読者の感動を強く誘う作品を続々と送り出し、「感動プロデュース企業へ」という経営ビジョンを着実に遂行しているスターツ出版。老舗の文芸出版にはないフットワークの軽さと、ティーンや女性といった読者層のニーズをとらえる企画力で躍進を続けている。『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の映画が興行収入45億円の大ヒット作となったこともあり、出版界全体でアクションやミステリーとは違ったエモーショナルな作品を探す動きが強まる中、作品を集めつつ読者層を広げて存在感を高めていこうとしている。 人気漫画を原作にした『キングダム』の映画が好成績をあげる中、同じ実写の邦画でこれに迫る好成績をあげた映画が『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』だ。スターツ出版文庫から刊行中の汐見夏衛による小説が原作で、現代の女子高生が

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    ichise 2024/09/05
  • 『涼宮ハルヒ』新作発表が話題 ライトノベル&アニメ業界を席巻した“トリックスター”が今も支持され続ける理由とは|Real Sound|リアルサウンド ブック

    涼宮ハルヒは遍在する。いつの時代にも。誰の心にも。11月29日にシリーズ最新巻となる『涼宮ハルヒの劇場』が発売されると告知されるや、ニュースとなって全世界を駆け巡ったことがその証拠だ。「涼宮ハルヒ」シリーズはただのライトノベルではないのか。なにがこれほどまでに世界を盛り上げ続けているのか。 谷川流が第8回スニーカー大賞に応募して〈大賞〉を獲得した小説『涼宮ハルヒの憂』が刊行されたのは2003年6月のこと。『トリニティ・ブラッド』のシリーズで知られる吉田直の『ジェノサイド・エンジェル:叛逆の神々』、安井健太郎の『ラグナロク』に続く大賞受賞作といった話題性はあったが、バトルアクションなりファンタジーといったライトノベルで主流のカテゴリーとは少し違った内容で、どこまで人気が出るかは未知数だった。 何しろひねくれていた。語り手となるキョンと呼ばれる高校生の男子が、入学した日の自己紹介で突拍子もな

    『涼宮ハルヒ』新作発表が話題 ライトノベル&アニメ業界を席巻した“トリックスター”が今も支持され続ける理由とは|Real Sound|リアルサウンド ブック
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    ichise 2024/09/05
  • 『誰が勇者を殺したか』などの話題作で2024年ラノベ界を席巻 駄犬の作品に駄作なし!

    名前に「駄」の字は入っても、書くものに駄作はひとつもない作家が駄犬だ。2023年9月29日刊行の『誰が勇者を殺したか』(角川スニーカー文庫)が魔王を倒した勇者パーティーの中で、勇者だけが帰還しなかった謎に迫るストーリーで話題になった後も、面白い作品を刊行し続けている。そしてこの8月1日、完璧にまとまっていた『誰が勇者を殺したか』に意外な方向から“続編”を投入し、前後して新作も刊行とノリにノった活躍ぶりを見せている。 魔王が勇者のパーティーによって倒されてから4年。王国はメンバーでひとり帰還しなかった勇者アレスの偉業を記録した文献を編纂する事業を立ち上げる。2023年9月29日に出た『誰が勇者を殺したか』はそこから、メンバーだった騎士のレオン、聖女のマリア、賢者のソロンからアレスとはどのような人物だったのかを聞き進めていくストーリーが始まるが、なぜか全員がアレスの死の詳細について言葉を濁す。

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    ichise 2024/08/28
  • 「書店にない」ラノベ人気作『涼宮ハルヒの憂鬱』絶版騒動ーー公式反応でファン安堵も看過できない理由は?

    谷川流『涼宮ハルヒの憂』(KADOKAWA) 2003年に『涼宮ハルヒの憂』が発売されて以来ベストセラーとなっている『涼宮ハルヒ』シリーズ。2000年代のライトノベルの金字塔であるだけでなく、京都アニメーションによってアニメ化されて大ヒット。京アニの評価を決定づけた、この時代を象徴するアニメのひとつとされている。 そんな『涼宮ハルヒ』シリーズの公式Xが、7月16日に行ったポストがファンの間で話題になっている。それは以下のようなものだ。 「涼宮ハルヒ」シリーズはいずれも紙のでの販売を継続しており、絶版にはなっておりません! 今でも少しずつ重版を重ねて書店さんに置いていただいています。安心してお楽しみください! もちろん全巻電子書籍も発売中です。 角川スニーカー文庫版も、角川文庫版も、どちらも発売中です。気に入った装丁でぜひお手に取ってください! 「涼宮ハルヒ」シリーズはいずれも紙の

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    ichise 2024/07/19
  • BLの源流『JUNE』元編集長・佐川俊彦インタビュー「女の子は美少年の着ぐるみを着ると自由になる」

    1978年に『Comic Jun』として創刊され、同名ブランド「JUN」があったことから第3号より『JUNE』と改題されたこの雑誌は、女性向けの男性同性愛をテーマとした点で後のBL(ボーイズラブ)の源流となった。かつて“JUNE”は、このジャンルの総称でもあったのである。マンガ中心の同誌は一時休刊をはさみつつ1980年代に熱心なファンを獲得し、1982年より姉妹誌『小説JUNE』も発行された。だが、BL台頭後はテイストの違いから退潮を余儀なくされ、2013年に『JUNE』ブランドの雑誌は姿を消した。『JUNEの時代 BLの夜明け前』は、アルバイト時代に同誌を企画して編集に携わり、やがて編集長となった佐川俊彦の回顧録である。彼は、時代の推移をどのように見つめていたのか。(円堂都司昭/6月10日取材・構成) 改題前の創刊2号と改題後の3号 ――若い頃からマンガに親しむなかで、『JUNE』という

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    ichise 2024/07/01
  • 「違う、ここじゃない」東京・埼玉の同名駅、行き先を間違える人が増えているーー原因はスマホの誤変換?

    photo:s-tsuchiya(unsplash) 鳩ヶ谷駅と幡ヶ谷駅を間違う人なんているのか―― そんなXの投稿が話題になっている。埼玉高速鉄道の鳩ヶ谷駅に、「違う、ここじゃない」と、名曲を思わせるタイトルのポスターが掲示され、「ご注意ください」「ここは鳩ヶ谷駅(埼玉県川口市)です」「幡ヶ谷駅(東京都渋谷区)ではありません!」と注意喚起されているのだ。 こうしたポスターをわざわざ製作するくらいなのだから、間違う人が一定数いるのだろうと思われる。窓口の駅員が、乗り間違えた乗客から相談を受けたケースがあるのだろう。 実は、こうした行き先を間違うトラブルは増えているといわれる。その最大の理由は、現代人の多くが、紙の時刻表を使わずにスマホの時刻表検索を使って駅名を調べるためである。この時、一文字でも打ち間違えたり、誤変換してしまったせいで別の駅に向かってしまうのだ。 ■同じ名前の駅名が近くにあ

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    ichise 2024/06/17
  • 小説編集者の仕事とはなにか? 京極夏彦や森博嗣のデビューを世に問うた編集者・唐木厚インタビュー

    小説編集者の仕事とはなにか?』(星海社)は、1990年より講談社ノベルスの編集を担当し、京極夏彦や森博嗣のデビュー、メフィスト賞の立ち上げに携わった唐木厚が、自らの経験や編集術を語った内容を構成したものである。主にかかわってきたミステリ小説について、編集という仕事について、彼はどのように考えてきたのだろうか。(円堂都司昭/5月29日取材・構成) 唐木厚『小説編集者の仕事とはなにか?』(星海社) ――唐木さんは1988年に講談社に入社されましたが、京都大学在学中はアイドル研究会に所属し、アイドル雑誌の編集者になりたくて出版社を目指したそうですね。アイドルのどんなところを研究していたんですか。 唐木:僕は、楽曲研究とかにはあまり興味がなくて、イベント会場にどんなタイプの人がきているかとか、ファンに関心があったんです。1980年代の終わりごろから握手会の現場がどんどん面白くなってきて、そんな状

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    ichise 2024/06/17
  • 秋葉原ルポ、オタクがいなくなっているのはなぜ? アニメ・漫画の聖地で起きている変化の内容

    photo:jezael melgoza(unsplash) 秋葉原といえば日屈指の電気街であり、「オタクの町」「萌える趣都」などと呼ばれる。実際にアニメグッズを扱うショップなどが多く建ち並び、その存在感は健在といえる。しかし、最近、様々なニュースで「オタクの秋葉原離れ」が指摘されている。少なくとも2000年代は、オタクは秋葉原に行くというイメージだったのだが、いったい何があったのだろうか。 その理由の一つが、ネット通販などの進化で、秋葉原に行かなくてもほとんどのモノが手に入るようになったことが挙げられよう。また、2000年代初頭まで秋葉原の文化を支えていた美少女ゲームが衰退し、スマホゲームソシャゲが隆盛したことも大きい。2000年代には美少女ゲームの発売日になると、開店前から列ができていたものだが、そうした光景はもはや過去のものになってしまった。 また、「とらのあな」などの大型の同人

    秋葉原ルポ、オタクがいなくなっているのはなぜ? アニメ・漫画の聖地で起きている変化の内容
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    ichise 2024/06/14
  • 名作ラブコメ漫画、生成AIでリメイク中の作業現場に初潜入 原作者・ 松山せいじに制作経緯を聞く

    「まんが王国」で販売中の『エイケン リメイク版』。生成AIを使って出力された絵をベースに、手直しを重ねて制作された。キャラクターの絵が現代的である。 XなどSNS上では、連日のように生成AIについて活発な議論が展開されている。そんななか、4月25日、「まんが王国」でリリースされた一漫画が大きな反響を呼んだ。松山せいじ氏の名作ラブコメ漫画『エイケン』のリメイク版(正式名称は『エイケン リメイク版』)、しかもただのリメイクではなく、生成AIを使い、絵柄を含めて全面的にリメイクされた作品である。 こちらはオリジナルの『エイケン』。2001年に「週刊少年チャンピオン」で連載開始。極端に胸が大きな女の子がメインキャラとして多数登場し、当時の少年たちに大きな衝撃を与えた。 『エイケン』は2000年前後に少年漫画誌で流行が始まったラブコメ・ハーレム漫画の代表格であり、アニメ化もされた。松山せいじ氏の

    名作ラブコメ漫画、生成AIでリメイク中の作業現場に初潜入 原作者・ 松山せいじに制作経緯を聞く
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    ichise 2024/06/01
  • “コミュニケーション禁止”の官製メタバース『ぷらっとば~す』に感じた3つの課題

    メタバースなのにユーザー同士のコミュニケーションが禁止されている」とX(旧Twitter)で大きな話題になっているのが、2024年5月の孤独・孤立対策強化月間のために内閣府が提供している特設メタバース『ぷらっとば~す』だ。 アバターの姿でコミュニケーションできるメタバースは孤独・孤立対策に有用そうだが、肝心のユーザー同士のコミュニケーションが禁止されていると聞くと、一見元も子もないように思える。 この記事では、ソーシャルVR等のメタバースで日常生活を送るヘビーユーザーの一人である筆者、VTuber・作家のバーチャル美少女ねむが『ぷらっとば~す』の体験の違和感、内閣府の狙い、利用して感じた3つの課題、そして仮想空間による孤独対策の可能性を整理して解説する。 『ぷらっとば~す』実際に体験してみた まず、実際に「ぷらっとば~す」を体験してみたところ、なかなかにショッキングな体験だったので順を追

    “コミュニケーション禁止”の官製メタバース『ぷらっとば~す』に感じた3つの課題
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    ichise 2024/05/30
  • 【書店危機】識者はどう見る?   経営評論家・坂口孝則氏に聞く、書店・出版社が今すべきこと

    坂口氏は書店だけではなく出版社の問題点についても言及した。 現在、書店危機が連日騒がれている。地方はもとより都心の大型書店やチェーンの書店も相次いで閉店するなど、書店を取り巻く情勢は厳しさを増している印象だ。そんな書店業界について、書店を常に利用する識者はどのように見ているのか。 月に購入する書籍代は多い時で約30万円に達するというのが、調達・購買業務コンサルタントであり、日テレビ「スッキリ」等コメンテーターの坂口孝則氏である。坂口氏に、利用者目線とコンサル目線の両面から、書店業界の現状と未来、今やるべきことについて話を聞いた。 ――坂口孝則さんは、仕事のために毎月膨大な資料を買い求めるなど、様々な機会に書店を利用なさっているそうですね。書店が減少している現状を見て、どのように感じますか。 坂口:率直で「しかたねえなあ」と思いました。私がいつも思うのは、昨今は専門的な知識が低い書店員が増

    【書店危機】識者はどう見る?   経営評論家・坂口孝則氏に聞く、書店・出版社が今すべきこと
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    ichise 2024/05/13
    さすがにこのコンサル酷いな。最低限の知識もないのにお手軽なコメントするな
  • 新連載「天音かなたは音楽を学びたい!」:草野華余子に聞く、音楽を届けるために大事なこと「ちょっと傲慢になってもいい」

    ホロライブプロダクション所属のVTuber 天音かなたの新連載「天音かなたは音楽を学びたい!」がスタート。同連載は、自身でも楽曲制作を行う天音かなたがホストを務め、様々なアーティストやクリエイターにインタビュー。音楽制作のプロセスやアーティストとしてのスタンスについて話を聞いていく。 第1回目のゲストは草野華余子。LiSAをはじめ、西川貴教、A.B.C-Z、FANTASTICSといった幅広いアーティストに楽曲提供する作詞作曲家であり、シンガーソングライターとして自らもステージに立つ“二足の草鞋型アーティスト”だ。 インタビューでは、草野華余子の音楽活動を始めたきっかけから、楽曲提供をする上で大事にしていること、アーティストとしての心構えなどを天音かなたが掘り下げる。(編集部) 曲を作るときは絶対にお酒飲まない(草野) 草野華余子 天音かなた(以下、天音):今回は対談をお引き受けいただいて、

    新連載「天音かなたは音楽を学びたい!」:草野華余子に聞く、音楽を届けるために大事なこと「ちょっと傲慢になってもいい」
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    ichise 2024/05/06
  • 『変な家』の飛鳥新社、ライト文芸レーベル「with stories」創刊の狙い 「挑戦したい人たちと純粋に面白いものを作りたい」

    「感動と勇気を。物語と共に。」――そんなキャッチフレーズとともに4月23日、飛鳥新社からライト文芸の新レーベル「with stories」が創刊された。ラインアップは高校生の男子と女子がユニットを組んで音楽ライブに挑む高橋びすい『ハジマリノウタ。』と、人の心に棲みつく魚が見えてしまう少年が主人公の文月蒼『水槽世界』。どちらも青春のまっただなかにいる人たちが読んで、前に進む勇気をもらえる物語となっている。どのような思いでこの作品を書いたのかを『ハジマリノノウタ。』の高橋びすい、どのような読者に「with stories」の作品を届けたいのかを編集担当の内田威に聞いた。(タニグチリウイチ) 高橋びすい『ハジマリノノウタ。』 ――高橋びすい先生は昨年9月にMF文庫Jから『エヴァーラスティング・ノア この残酷な世界で一人の死体人形を愛する少年の危険性について』を刊行するなど、10年近くライトノベル

    『変な家』の飛鳥新社、ライト文芸レーベル「with stories」創刊の狙い 「挑戦したい人たちと純粋に面白いものを作りたい」
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    ichise 2024/04/28