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ブックマーク / diary.originallove.lolipop.jp (7)

  • 朝から朝。そして「我ら、時」 | 田島貴男  DIARY

    ジョギングを朝やることにしてみたら、 仕事がはかどるので、 朝型生活をおくっている。 アトリエで朝から曲を書き、 夕方から小沢健二君のライブに行った。 三時間半たっぷりのてんこ盛り。 小沢君はどんどんエネルギッシュになってゆく。 映画のような、演劇のような、小説のようなコンサート。 どのアーティストにも似ていない独自の世界。 それに磨きがかかっていた。 切ないような綺麗な映像も音楽もセットもとても良かった。 「いちごが染まる」って曲の歌詞はほんと綺麗だな。 なんか宮沢賢治みたいな、 シャガールみたいな、 大人の童話のようでさ。 その後アトリエに戻り急に入った仕事を朝方まで。 すこし仮眠してまた曲書きの続きをして、 夜にひとまずの形が出来上がった。 ここのところ調子が良すぎる。 ジョギングの効果か? 逆に注意せねば。 追記 小沢君のコンサート、 「時」がテーマだった。 我々ひとりひとりの「時

    朝から朝。そして「我ら、時」 | 田島貴男  DIARY
  • 軽い曲、重い曲 | 田島貴男  DIARY

    ニック・ロウのライブに行って、 パブロックモードになってしまった。 いい曲と熱い演奏ってのはいいなあ、 と当たり前すぎることを感じ入る。 ポップには二種類ある。 当にいい曲と、 安直極まりない全然よくない曲なのにみんながもてはやす曲。 Cruel to be kindのように、 当にいい曲は、 なかなかそうやすやすとは書けない。 当たり前のことを書くけれども、 曲を書くことにおいて、 軽く口ずさみやすい、 ポップなメロディを書くのは、 重く意味深で、かっこいい、 マニアックなメロディを書くより、 100倍難しい。 ところが時々人は これを逆のことのように思うようだ。 軽く口ずさみやすい、 ポップなメロディは軽んじられ、ナメられ、 重く意味深でかっこいい、 マニアックなメロディは、 意味や価値をこじつけて、 真剣に聴かれるべきとする。 作る側からいわせてもらうと、 これは逆だ。 いい曲は

    軽い曲、重い曲 | 田島貴男  DIARY
  • アップロードOK!! | 田島貴男  DIARY

    フリーライドツアー渋谷クラブクアトロ公演にて、 新曲フリーライドの演奏をお客さんに自由に撮ってもらい、 youtubeにアプロードしてもらうという企画を、 実験的に行いました。 youtubeで " オリジナル・ラブ「フリーライド」 " で検索すると、 お客さんによってアップロードされた映像は、 今日現在20を越えています。 グレイトフル・デッドのような、 ジョンとヨーコのハプニングのようなこの企画は、 みなさんのおかげで成功しました。 当にありがとうございます! 引き続きよろしくお願いしまいす! オルガンを弾きながら歌うという、 慣れないことをやる曲だったので、 緊張したけれど楽しかったです。 お客さんたちが持つ携帯が客席にずらりと並んでいるのは、 ステージから見てとても不思議な光景でした。 続々とアップロードされている皆さんの動画を見て、 突然のことだったのに、みんなとても良く撮れ

    アップロードOK!! | 田島貴男  DIARY
  • 郡山にて | 田島貴男  DIARY

    郡山に行ってきた。 アルバム制作が終わったらすぐに行こうと思っていた。 数年前に亡くなった親友の墓参りに行った。 親友の墓石は地震で揺れて、 前方に少しずれたところで止まっていた。 墓地の墓石はたくさん倒れて、 親類の方々が立て直したが、 石造りの柵や装飾類などは、 あちこちにまだ倒れてバラバラのままになっていた。 瓦屋根が落っこちて家の前に瓦礫のままになっているところがあったり、 震災から3ヶ月近く経とうとしている今もまだ爪痕が残っていた。 81歳で幼稚園の園長をしている親友のお父さんに会った。 81歳には見えないほど若々しく、冗談も面白い。 「私は15歳で戦後を経験し、 今回の震災で復興は二度目だ。 戦後はなんとか復興できたけれど、 今回はそれより難しいかもな。」 と言ってワッハッハと笑った。 年輪を感じさせる、 おおらかで逞しい男。 様々な箇所をガイガーカウンターで毎日調べ、 原発の

    郡山にて | 田島貴男  DIARY
  • 質量 | 田島貴男  DIARY

    忙しいときというのは、 仕事の量をたくさんこなしたことに満足してしまいがちで、 質のことが疎かになりがちなんだよなあ。 仕事の量をこなしたことは別に大したことではなくて、 その仕事ひとつひとつの内容がどうかなんだぞ、 と自分に言い聞かせたいんだけど、 焦っている自分はそういうとき、 聞く耳を持たなくなってたりするんだ。 時間は常に流れていて仕事には締め切りが必ずある。 すべての人にとって時間は有限にある。 質を高めるには時間がかかるけれども、 ただ時間をかければ良いというわけでもなくて、 深く掘り下げなきゃならない。 でも多分ひとりの人が作るポップスの場合、 どれだけ深く掘り下げようとしても、 たいして深いところまでは行けないものなんだ。 行っていると考えたならばそれは思い上がりだったりするんだ。 ひょっとしたらあらゆる作品は完成品ではないのではないか。 作品の当の意味での完成品が存在す

    質量 | 田島貴男  DIARY
    idiotcomputer
    idiotcomputer 2011/01/27
    “質を高めるには時間がかかるけれども、 ただ時間をかければ良いというわけでもなくて、 深く掘り下げなきゃならない”
  • 電気の音対データの音 | 田島貴男  DIARY

    エレキギターはここ20年くらいずっとシールド一派できたのだけど、 去年Fat Boostというブースターを買って以来、 ギター用エフェクターもいいなと思うようになった。 そこで新たにFat Boostと同じメーカーのオーバードライブFull Drive2と、 前から欲しかったRoger Mayerのトレモロ、Voodoo-Vibe+を購入した。 なあんて、エレキギターにそんなに興味がない人が読んだら、 なんのこっちゃな話ですいません。 話のネタが尽きているのでつい細かい話をDiaryに書いてしまいます。 ですが、日記なので勝手に書かせていただきます。 今度のひとりソウルショウで、 田島の弾くエレキの音がちょっと変わったぞ、 なんか新しい雰囲気だぞ、とか思ってくれたら、 オレはちょっと嬉しいんです! まあたいしたことではないんですけどね。へへへ。 それでついでに細かい話を書くと、 エフェク

    電気の音対データの音 | 田島貴男  DIARY
    idiotcomputer
    idiotcomputer 2011/01/23
    オーディオも楽器も電源大事、というおはなし。
  • ミュージシャンの本領 | 田島貴男  DIARY

    先日亡くなったJapanの素晴らしいベーシスト、ミック・カーンは、 譜面がまったく読めなかったばかりか、 コードネームさえ知らなかったそうである。 YMOと違ってJapanがロック的に聞こえるのは、 そういうところもあったのだろう。 数多くの名盤に参加してきたドラマー、 バーナード・パーディーも譜面が読めないと聞いた。 チャック・ベリーもたぶん読めないんじゃないかな。 譜面が読めないミュージシャンはけっこう多い。 ただし、ぼくが知ってる譜面が読めないミュージシャンのほとんどが、 一、二回曲をプレイバックさせるとすぐに曲全体を憶えられるという人たちだった。 彼らは譜面が読めなくても仕事ができる人たちだった。 譜面が読めない、とあるミュージシャンのプレイを録音しているときに、 パンチインが出来ないという状況が発生した。 間違えたところの何小節か前からプレイバックするのだが、 間違えたところから

    ミュージシャンの本領 | 田島貴男  DIARY
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