11年前からのエヴァへの愛憎、そして氷解 今から11年前、私が中学2年生の時に初めてエヴァンゲリオンを観ました。その時私はちょうど14歳、このお話の主人公である碇シンジ君と同い年。まさに「エヴァブーム真っただ中の世代」と言えるでしょう。当時の私はこの作品の表現に衝撃を受けたと共に、一方ではエヴァのセクシャルな部分が受け入れられず正直嫌っていた部分もありました(ま純情な中学生ですからそういうものだと思ってください)。私にとって「スキ」と「キライ」がないまぜになったもの、それ故に常に気になる存在、それがエヴァンゲリオンでした。 2年前、これまでのエヴァンゲリオンをリメイク、再構築した映画、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」が公開されました。新しくリメイクされた映画「序」を観て、この作品の面白さに改めて気がつきました。新しい映画は当時のエヴァンゲリオン以上に、確実によい作品になっています。そして今