政府による海賊版サイトのブロッキング要請の報道を受けて、集英社、講談社、KADOKAWA、出版広報センターがそれぞれ声明を出した。これに対し、元出版デジタル機構会長で専修大学の植村八潮教授は「出版社はいろいろな対策を講じてきたが、それを広報してこなかったまずさがある。出版社の人に会うたびに早く声明を出そうと言ってきたが、ブロッキングの話題が盛り上がった結果、初めて発表するのはお粗末。そもそも出版業界という業界の統一団体はなく、ロビーイングも全くまとまらないという問題も昔からある」と批判する。 「政府がブロッキング要請を発表したら、初めてそれを支持する声明を出すというのは一体どういうスタンスなのか。本当に読者の視点に立っているのか。ブロッキングは絶対だめだし、『通信の秘密』『表現の自由』を侵害してはいけない。死にそうなのは出版社ではなく、出版の自由だ」(植村教授) ブロッキングについてはほと