欧州図書館(The European Library)の最新情報 欧州各国の国立図書館における統合的なサービス提供を目指す欧州図書館(The European Library:TEL)が2005年3月17日,およそ4年におよぶ構想からの準備期間を経て,ウェブ上にポータル(1)を設置し本格的にサービスを開始した。TELは,欧州各国の国立図書館の膨大な所蔵資料を一元的に検索して結果を得られるサービスを提供し,情報探索の利便性を飛躍的に向上させるポータルとして期待されているものである。 TELについては,CA1415,E148,E219,E312でプロジェクトの進行状況を取り上げてきたところであるが,本稿ではTELの概要に触れつつ,リリース後の実際のサービスと今後について紹介したい。 利用者に優しいポータル TELに参加しているのは,欧州国立図書館長会議(CENL)に加盟する43の国立図書館であ
英国RLUKが設計したEJビッグディールへの代替案<文献紹介> McGrath, Mike. Fighting back against the Big Deals – a success story from the UK. Interlending & Document Supply. 2012, 40(4). (pre-publication) 電子ジャーナルのビッグディール契約(CA1586参照)には,購読していないタイトルの利用が可能になるというメリットがある一方で,契約開始時の購読規模を維持することが求められるという問題点もある。毎年値上がりが行われる高額なビッグディール契約をどのように維持していくか。あるいは利用可能なタイトル数の激減を引き受けてでも契約を中止するのか。これは国内外を問わず多くの大学・研究図書館において共通の課題となっている。 上記の文献は,英国研究図書館コン
科 学 技 術 基 本 計 画 平 成 2 3 年 8 月 1 9 日 閣 議 決 定 科学技術基本計画について 平 成 2 3 年 8 月 1 9 日 閣 議 決 定 政府は、科学技術基本法(平成7年法律第130号)第9条第1項 の規定に基づき、平成23年度から5か年の科学技術基本計画を別紙 のとおり定める。 (別紙) 科学技術基本計画 i 目 次 はじめに 1 Ⅰ.基本認識 2 1.日本における未曾有の危機と世界の変化 2 2.科学技術基本計画の位置付け 3 3.第3期科学技術基本計画の実績及び課題 4 4.第4期科学技術基本計画の理念 5 (1)目指すべき国の姿 5 (2)今後の科学技術政策の基本方針 6 Ⅱ.将来にわたる持続的な成長と社会の発展の実現 8 1.基本方針 8 2.震災からの復興、再生の実現 9 (1)目指すべき復興、再生の姿 9 (2)重要課題達成のための施策の推進
Journal Usage Statistics Portal JUSP gives librarians a simple way of analysing the value and impact of their electronic journals, books and databases through accurate and comparable usage statistics. JUSP saves academic libraries time and duplicated effort by providing a single gateway for them to access their usage statistics from participating publishers. Access the Portal Learn more
2010/10/8 わたしを眠らせない7つの難問 ~電子ジャーナル契約の諸相・続~ 東京大学附属図書館 尾城 孝一 2010/10/8 次世代ライブラリアンシップのための基礎知識(北海道大学) 1 1 2010/10/8 難問1: 電子ジャーナルは学術情報の基盤と成りえて いるか?: 2010/10/8 次世代ライブラリアンシップのための基礎知識(北海道大学) 2 国立大学・雑誌受入数(平均)の推移 2010/10/8 次世代ライブラリアンシップのための基礎知識(北海道大学) 3 2 2010/10/8 情報格差の是正 *文部科学省 大学図書館実態調査/学術情報基盤実態調査による 2010/10/8 次世代ライブラリアンシップのための基礎知識(北海道大学) 4 電子ジャーナルなしでは わが国の学術研究は成り立たない ○学術図書館研究委員会(SCREA
1. 目的と方法 (1) 目 的 本章の目的は、国立国会図書館(NDL)における図書館情報学分野の洋図書(すなわち、日本語・中国語・韓国語以外の言語で書かれた図書)に関する所蔵をチェックリスト法によって実際に評価することにある。すなわち、いくつかの二次的資料等をチェックリストとして設定し、そこに掲載されている図書のうちの何パーセントが実際に所蔵されているかを調査する。本報告書では、この比率を「所蔵率」と呼ぶ(定義の詳細は第2節を参照)。 当然のことながら、所蔵率が高いほど、よい評価が与えられることになる。しかし、実際には、NDLの収集方針において、図書館情報学分野の洋図書の網羅性は最も高いというわけではない。また、今回は、予算・時間等の制約から、他分野等の所蔵率との比較は行わない。したがって、調査の結果として算出された所蔵率の値自体の解釈、すなわちそのパーセンテージの意味するところについて
提言 学術誌問題の解決に向けて ― 「包括的学術誌コンソーシアム」の創設 ― 平成22年(2010年)8月2日 日 本 学 術 会 議 科学者委員会 学術誌問題検討分科会 この提言は、日本学術会議 科学者委員会 学術誌問題検討分科会 の審議結果を 取りまとめ公表するものである。 日本学術会議 科学者委員会 学術誌問題検討分科会 委員長 浅島 誠 (第二部会員) 独立行政法人産業技術総合研究所フェロー兼 幹細胞工学研究センター長 副委員長 山本 眞鳥 (第一部会員) 法政大学経済学部教授 幹事 玉尾 皓平 (第三部会員) 独立行政法人理化学研究所基幹研究所所長 鈴村 興太郎(第一部会員) 早稲田大学政治経済学術院教授 田口 紀子 (第一部会員) 京都大学大学院文学研究科教授 北島 政樹 (第二部会員) 国際医療福祉大学学長 山本 正幸 (第二部会員) 東京大学大学院理学系研究科教授 大垣 眞
The new book2net scanner functionality is demonstrated by Teri Sierra, Assistant Chief of the Serial and Government Publications Division. (Library of Congress/Abby Brack photo) The Library is a place of superlatives–the biggest this, the first that–and now we’ve added another one to the list that will be a great benefit to patrons in the Newspaper and Current Periodical Reading Room (and off-site
米国メリーランド大学図書館長による講演 2010年3月9日,米国メリーランド大学図書館長パトリシア・スティール(Patricia A. Steele)氏による講演会「これからの大学図書館:グーグル化する世界と将来展望」が,国立国会図書館で行われた。同館の東京本館と関西館(中継)の2会場合わせて139名が参加した。スティール氏は,2005年8月にインディアナ大学図書館長に就任し,同大学を含むコンソーシアム“Committee on Institutional Cooperation(CIC)”とGoogleとの共同で行われる書籍デジタル化事業の立ち上げに尽力した。2009年9月にはメリーランド大学図書館長に就任し,Googleのプロジェクトへの参画の交渉を進めている。 講演は,メリーランド大学図書館が現在取り組んでいる,「プランゲ文庫」のデジタル化の紹介から始められた。プランゲ文庫は,194
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