みなさんは冬の高級魚「ふぐ」を食べたことがありますか? おいしいですよね。大きなお皿に盛られたお刺身はきれいだし。でも、ふぐってどういう魚なのか、意外に知られていないですよね。たとえば、「ふぐ」って、なぜ高級魚なんでしょう? 過去に食べたお手頃な「ふぐ」は、お刺身1枚では薄いし、味も繊細で、悪くいえば淡白な印象......。1枚じゃ物足りずに、数枚重ねて食べてしまうこともしばしば。その結果、常に脳内で繰り広げられる食べ応えと金銭感覚の戦い。正直なところ、コスパ的には野菜たっぷりリンガーハットのほうがよっぽどいい。この、淡白もとい繊細な味にみんなが大金を積んで食べる理由って何かあるの? そんな「ふぐ」の謎を解き明かしてくれるのは、株式会社河久(かわく)・代表取締役の望月俊孝(もちづき・としたか)さん。ふぐの聖地とも言える山口県・下関市でふぐの養殖を行いながら、東京大学とともにふぐの研究をして
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