はじめに 本記事はLinux Advent Calendar 2017の最終日、25日目の記事です。 みなさんはWindows Subsystem for Linux(WSL)というWindowsのソフトウェアをご存知でしょうか。これはUbuntu, openSUSE, あるいはSUSE Linux Enterpriseという3つのLinux distributionをWindowsから使えるという機能です。Microsoftストアから無償でインストール可能です。低レイヤの細かいところ(/procや/sysのファイルが少なかったり、ほとんどのデバイスファイルが無かったり)は違うのですが、おおよそ通常のLinuxディストリビューションと同様に使える優れものです。 本記事は、Linuxソフトウェア開発環境という目的に絞って、WSLと、Windows上で動作するVirtualBoxにインストール
Windows 10で動く、米マイクロソフト純正のLinux互換環境「Windows Subsystem for Linux」。その目的は、Linuxのコマンドラインインタフェース(CLI)を実装することで、Linuxサーバーの開発や運用を支援することにある。このため標準ではGUI環境を含まない*1。しかしLinux互換だけに、GUIツールの利用も可能だ。 *1 ApacheやMySQLといったサーバーソフトの恒常的な運用も想定外していない。Linuxソフトとして動作はするものの、WSLが動作するコンソール(標準ではコマンドプロンプト)を閉じればWSLは終了する。 WSLはLinuxカーネルをエミュレートする機能で、Linuxディストリビューション「Ubuntu」のCLIを十分に動かせるだけの互換性がある。当然、GUIのプログラムも一部動作する。2016年8月の提供開始当初は小規模なGUI
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