石神井公園ふるさと文化館(練馬区石神井町5)で1月25日から、特別展「江戸の食文化」が開催されている。 和本や浮世絵などを通じて、にぎりずし、そば、天ぷらなど江戸の特色ある食文化や、練馬大根をはじめとする江戸の「食」を支えた食材について紹介する同展。展示する本草図譜(ほんぞうずふ)では、大根の解説の中で「練馬・徳丸(板橋区)の産」で「塩蔵に良し」と記載されていることが確認できる。 初日は、国士舘大学の原田信男教授を講師に招き、講演会「江戸の食文化-周辺農村との関連を含めて-」も開かれ、約90人が来場した。講演会では、世界のさまざまな食文化から江戸・周辺農村の食文化に至るまで、幅広く紹介。食材の流通や料理屋の発達の歴史など、食にまつわるエピソードについても数多く紹介された。 練馬区氷川台から参加した女性は、「とても身近な食についての意外と知らない知識がたくさん得られた。今後は、そのことを思い