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ブックマーク / www.cinra.net (7)

  • パソコン音楽クラブの部活感の秘密。作家性や主張より大事なこと | CINRA

    2015年の発足以来、SoundCloudやBandcampでの作品発表や「Maltine Records」からのEPリリースなどを経て、その名を着実に知らしめてきたDTMユニット、パソコン音楽クラブ。メンバーに関する詳細も不明、かつメディアへの公式な露出もごく限られるなど、その謎めいた活動実態と特異な音楽性ゆえ、ときに海外のヴェイパーウェイヴ文化とも関連付けて語られてきた。 1980年代~1990年代に音楽制作で汎用され、今では「ハードオフ」のジャンクコーナーに眠っているような各種シンセサイザーや音源モジュールをあえて操ることで繰り出される彼らの音楽は、一聴するとどこか「懐かしさ」に浸されているようにも思えるかもしれない。しかし、コンセプチュアルな(ように思わされる)その制作スタイルや、何よりネットレーベル文化以降というべき自由な感性に彩られた楽曲たちは、たしかに時代の先端に漂う空気と触

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  • 佐々木敦が語るHEADZの20年と、変化してきたライブハウス文化 | CINRA

    批評家の佐々木敦が主宰する音楽レーベルHEADZが、昨年発足20周年を迎えた。それを記念して、5月に開催されたイベント『HEADZ 20th Anniversary Party“HEADZ 2015-1995=20!!!”』の会場は、HEADZとは1年違いで今年20周年を迎えたTSUTAYA O-nest。HEADZとO-nestの関係性は深く、2000年代半ばまではHEADZが日での普及に大きく貢献したポストロック / エレクトロニカ系の来日公演の会場として、00年代後半からは日人アーティストのレコ発、さらには雑誌『エクス・ポ』の発行にあわせて開催されていたライブとトークのイベント『エクス・ポナイト』の会場として、これまで歩みを共にしてきている。その長い歴史はライブハウスという「場」の意味合いがいかに変化してきたかを表しているとも言えよう。 そこで今回は、佐々木にHEADZとO-ne

    佐々木敦が語るHEADZの20年と、変化してきたライブハウス文化 | CINRA
  • DE DE MOUSE×ウォーリー木下 地方イベントから考える郊外論 | CINRA

    「画一的」「人工的」「閉塞感」、2000年代に郊外が語られるときには、必ずと言っていいほどこのようなネガティブな言葉が使われてきた。多くの人々がそこで生まれ育ってきたにも関わらず、郊外にはどこか後ろめたい印象がつきまとう。特に、都心を中心に活動が行われる最先端のアートやカルチャーシーンの中で、郊外という場所が主役になることはほとんどなかったと言えるだろう。 昨年に引き続き、2回目の開催になる『多摩1キロフェス』は、多摩センターという東京郊外のシンボルのような場所で行われる。演劇や音楽、ダンスなどで埋めつくされるフェスティバルに、昨年は1万人以上の人々が押し寄せ、今年もDE DE MOUSE、トクマルシューゴ、オオルタイチ、Open Reel Ensembleといったミュージシャン、珍しいキノコ舞踊団、『トヨタコレオグラフィーアワード2014』で「次代を担う振付家賞」「オーディエンス賞」をW

    DE DE MOUSE×ウォーリー木下 地方イベントから考える郊外論 | CINRA
  • DÉ DÉ MOUSEが、Aphex Twinらに感じた時代を把握する力 | CINRA

    鋭敏なアンテナで時代と交信している人の話は楽しい。そのアンテナでキャッチした世界の空気と、自らのクリエイションを深く対話させている人なら、なおさらだ。 8枚目のフルアルバム『Nulife』を12月11日にリリースしたDÉ DÉ MOUSE。エキゾチック、そしてニューディスコがコンセプト。持ち前のボイスのカットアップは、よりジェンダーレスな声色へ、そして憂いを帯びながら熱くもあるラテンのパーカッションサウンドも織り込まれた、大人のダンスミュージックという趣の1枚となった。 インタビューからわかってきたのは、DÉ DÉ MOUSE自身もまた、瑞々しい感性のままに大人になった、ということ。彼はリアルとファンタジーの間の世界を、まさにネズミのように駆け続けている。 SquarepusherやAphex Twinのようにマイウェイを突き進んで見える人でも、「今」はちゃんと意識しているんですよね。 ―

    DÉ DÉ MOUSEが、Aphex Twinらに感じた時代を把握する力 | CINRA
  • 大西晃生、たなかかなめ、カワムラシュウイチの展覧会『孤独と連帯』開催 | CINRA

    展覧会『孤独と連帯』が、11月9日から東京・大島のプライベイトで開催される。 同展は3組の現代美術作家が「連帯」をキーワードに、個の時代において連帯の在り方はどのように変化するのかなど、連帯が持つ様々な側面に注目し、その質的価値を再検討する展示になっているという。 参加作家は『CAF賞2018』に入選し、never young beachのフライヤーやクリープハイプのグッズデザインを手がける大西晃生、東京・平井の「平井の棚」で昨年開催された『新訳 1989-』などに参加し、武蔵野美術大学に在学中のたなかかなめ、『土曜会』『ドリル』などのアートプロジェクトを手掛けるカワムラシュウイチの3組。また「テキスト参加」として批評誌『アーギュメンツ』の発行人を務める岡田真太郎が参加する。 11月9日にレセプションを、11月23日にトークイベントを開催。詳細はプライベイトのオフィシャルサイトをチェッ

    大西晃生、たなかかなめ、カワムラシュウイチの展覧会『孤独と連帯』開催 | CINRA
  • 村上春樹が楽曲の訳詞と朗読を披露 『村上RADIO~歌詞を訳してみました~』 | CINRA

    村上春樹がDJを務めるラジオ番組『村上RADIO~歌詞を訳してみました~』が、10月13日19:00からTOKYO FMほかJFN系列全国38局ネットで放送される。 『村上RADIO』シリーズ第9弾となる今回は、村上春樹が選曲した楽曲を、番組のために用意したオリジナルの訳詞の朗読と共に紹介。村上の短編小説作品のヒントとなったものや、『1Q84』執筆当時に頭の中によく流れていたという作品も登場する。アシスタントは坂美雨が務め、村上と共に朗読を担当する。 番組ではリスナーへのプレゼント企画を実施。オフィシャルサイトに番組の感想を送ると、抽選で10人に「村上RADIO オリジナルTシャツ」が贈られる。詳細は『村上RADIO』のオフィシャルサイトで確認しよう。 放送に先駆けて、10月6日19:00から『村上RADIO プレスペシャル』をTOKYO FMでオンエア。『第31回山周五郎賞』を受賞し

    村上春樹が楽曲の訳詞と朗読を披露 『村上RADIO~歌詞を訳してみました~』 | CINRA
  • tomad×藤城嘘×齋藤恵汰 激動の2010年代カルチャーシーンを辿る | CINRA

    現在のアートをはじめとする文化的なシーンの先端は、この10年余りで無数に拡散し、もはやその全体像を描くのは困難になってきている。平成から令和へと元号が変わり、2010年代という1つのディケイドが終わりつつあるこの時代、今後のシーンを見通すために必要なのは、「いまここ」の足場を見つめ直すことだ。 そこで「アートの星座」という座談会の連載を立ち上げた。2010年代の星々が散らばっているシーンの夜空で、今一度その星々を結んで、比喩的な意味での星座(ヴァルター・ベンヤミン『近代の星座』)を紡いでみたい。2010年代を若者として駆け抜けたアートやカルチャーのキーマンたちに取材しながら、2020年代の表現を占おうと思う。 第1座のゲストは、2010年代初頭に若くして頭角を表したtomad(Maltine Records)、藤城嘘(カオス*ラウンジ)、齋藤恵汰(渋家)の3名。彼らは音楽や美術といった各分

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