証拠品のスマートフォンに保存されていた性的な動画を自らのスマホに送信したなどとして、警視庁は9日、西新井署の男性巡査長(36)を減給100分の10(3カ月)の懲戒処分にするとともに、不正アクセス禁止法違反容疑で書類送検した。巡査長は「興味本位だった」などと話したといい、同日、依願退職した。 警視庁によると、巡査長は昨年10月28日、証拠品のスマホのデータ解析を終えた後、スマホをトイレに持ち出し、無料通信アプリのLINE(ライン)を介して、性的な動画を自らのスマホに送信したという。 証拠品の返却を受けたスマホの所有者が、動画が勝手に送信されていたのに気づき、署に問い合わせて発覚した。 警務部の宮島広成参事官は「証拠資料の適正な取り扱いと法令順守を徹底していきたい」などとコメントした。