これを書いている11月6日現在、アメリカ大統領選挙にかんするゴタゴタはまだ続いている。 まったくの見当はずれかもしれないが、恐れ多くもトランプ氏の気持ちを推測してみると以下のようなことになるのではないかと思う。 「自分はアメリカ大統領にもっとも相応しい人間である。それは事実なのであって、そのことは自分がなによりもよく知っている。であるからして、本来、選挙などというまだるっこしいことをしないで、全国民がただ自分を信任し、自分に全権を委任すればいいのである。そうすれば自分はアメリカ国民にとって最善の政策をなすであろう。 しかしまことに残念なことに今の制度はそうなっていない、選挙というようなかったるいやりかたによって選ばれなければいけないことになっている。しかし自分は「正しい」のであるから、選挙が行われれば、自分が当然選出されるはずである。 万一、そうならないとすれば、それはどこかで不正が行われ