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ブックマーク / globe.asahi.com (13)

  • 「みんなの文化を尊重」かえって溝広げた? 「多文化主義」問い直すヨーロッパ:朝日新聞GLOBE+

    色づき始めた秋の森を抜け、波静かな入り江を渡り、スウェーデンの首都ストックホルムの中心部から郊外電車で30分ほど走ると、コンクリートの団地群が姿を現した。低所得の労働者が暮らす街ボートシルカだ。人口の約55%はシリア、アフガニスタン、インドなどからの移民やその子どもたちで、国籍は160にも及ぶという。 8月、ここで深夜に犬を散歩させていた12歳の少女が射殺され、社会を揺るがした。近くでは毎晩、武装した移民系若者らによると見られる発砲音が響いており、流れ弾を受けたと考えられた。一帯の治安は数年前から悪化し、「行けない地域」(no-go zone)と呼ばれていた。 コンクリートの団地が並ぶボートシルカの街並み この事件にとりわけ衝撃を受けたのは、ボートシルカで住民の交流の場となってきた「多文化センター」だった。問題を深刻に受け止めたスタッフのミカエル・モールベリさん(56)は、移民の代表者とと

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    ijustiH 2020/12/08
  • アゼルバイジャンとアルメニアの戦闘に、世界が振り向いた 日本も無関係でないその背景:朝日新聞GLOBE+

    7月に衝突を起こしたのは、コーカサス地域にある国、アゼルバイジャンとアルメニアだ。軍同士が国境の街で衝突、その後も断続的に双方の攻撃が続き、少なくとも20人の犠牲者が出たとされている。きっかけは明らかになっておらず、お互いが相手側から先に攻撃して来たと主張している。 アゼルバイジャンの中には、アルメニア人が多数派を占める「ナゴルノ・カラバフ自治州」という地域があり、彼らが1980年代後半にアルメニアへの併合を求め武装闘争を開始した。やがて起きた両国間の軍事衝突はソ連崩壊後には全面戦争に発展、約3万人が犠牲となり、約100万人が難民や国内避難民になった。94年にロシアの仲介で停戦に至ったが、今もアルメニアが同自治州とその周辺地域を含むアゼルバイジャンの20%を占領している。 バクー市内とカスピ海を一望できる高台にある「殉教者の小道」。ナゴルノ・カラバフ紛争などで犠牲になった人々を偲ぶ墓標が並

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    ijustiH 2020/09/28
  • 「東洋人らしいセーラームーン」に思う外国人が求める「日本人らしさ」:朝日新聞GLOBE+

    先日、ドイツ在住のライターの雨宮紫苑さんが、アニメのキャラがドイツ語英語などの外国語を使う場合は、外国で見ても違和感のないように、正しい外国語が使われるべきだと書きました。実際には文法がおかしかったり、発音がおかしかったりするため、たとえば英語圏の国やドイツでアニメを見た時に、現地の人が気持ちよく見られないそうなのです。 これに対してイスラム思想研究者でありアラビア語の通訳でもある飯山陽さんが「母国語に外国語を混ぜて使う方が、むしろ世界標準だろう。フランス人が「タタミ」を動詞として使うことや、寿司が世界中で「スーシー」であることも、雨宮氏は「適当」「残念」と馬鹿にするのだろうか?/ 「外国語の扱いや外国人の扱いが適当だなぁ」と改めて痛感。」とつぶやきちょっとした論議になりました。 「日人なのだから日語を使うべき」という発想 外国人が日のアニメを見た時に「アニメのキャラクターが話す外

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    ijustiH 2020/06/05
  • どんどん寿命が短くなるアメリカ人 専門家「この国で何かが起きている」:朝日新聞GLOBE+

    白人層の中に薬物中毒やアルコール依存症などに苦しみ、「絶望死」する人たちが増えているという(写真は文と関係ありません。写真はpicture-alliance/dpa/AP Images)

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    ijustiH 2020/01/08
  • 中国人の社員旅行に参加した 初めて分かった「彼らが日本人から受ける視線」:朝日新聞GLOBE+

    「大島さん、社員旅行に一緒に行きませんか?」 ある日、団地に住む友人の王世恒さんから電話があった。王さんはIT技術者として働いていたが、数年前に中国人のIT技術者を派遣する企業を立ち上げた。その社員旅行に一緒に行かないかというのだ。 聞けば、バスを借り切って伊豆に行くのだという。中国人の社員旅行に参加できるとはめったにない機会だ。二つ返事で「行きます!」と伝えた。 夏の終わりの旅行当日、集合場所の東京駅前には社員とその家族合わせて約80人が集まった。そのうち何組かは、王さんと同じく芝園団地に住む社員だ。参加者のうち、日人は私ともう一人の王さんの友人、そして王さんの会社で働く日人の営業担当社員の3人だけだ。 日では社員旅行をする会社は減ったが、中国人の会社ではそうでもないらしい。「社員旅行温泉やスキーに行った」という話は、私がボランティアをしている芝園日語教室でも耳にする話だ。個人

    中国人の社員旅行に参加した 初めて分かった「彼らが日本人から受ける視線」:朝日新聞GLOBE+
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    ijustiH 2019/09/30
    人権尊重のお手本のような綺麗な記事に見えて、運転手の口の利き方しか問題にできないような浅さ。大量の外国人客にさらされるストレス、外国人にする差別、外国人として受ける差別、マナーの複雑さと必要性、色々。
  • 旧ソ連諸国の国名をめぐるモヤモヤが止まらない:朝日新聞GLOBE+

    在京大使館が突然「ウクライーナ」を名乗る 連載では、ロシアの南西に位置する隣国、ウクライナのことを何度か取り上げています。最近、同国の在京大使館のホームページを眺めていたところ、こちらのページ で、重大なアピールが発信されていました。 アピールの趣旨は、「ウクライナの地名はロシア語ではなくウクライナ語をもとに英語や日語に翻字されるべきだ」というものです。もちろん、この主張自体は理解できるものですし、筆者自身も以前からそのように心がけてきました。驚いたのは、大使館が、ウクライナは日語で正しくは「ウクライーナ」と表記すべきだと主張していたことです。良く見ると、気の早いことに、ホームページ自体のタイトルがすでに「在日ウクライーナ大使館」になっていました。 ここで解説しておくと、そもそもロシア語やウクライナ語には、長音は存在しません。ただ、ロシア語やウクライナ語の単語の中には、基的に一箇所

    旧ソ連諸国の国名をめぐるモヤモヤが止まらない:朝日新聞GLOBE+
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    ijustiH 2019/08/06
  • シルク大国の夢再び 「インスタ映え」ウズベキスタン、ビザ免除で開放路線走る:朝日新聞GLOBE+

    ■「新しいシルク時代の到来」 繭をゆでる生臭い湯気と、糸を紡ぐ機械音のなかで、女性たちは慣れた手つきで仕事をしていた。かつてシルクロードの要衝として栄えたウズベキスタンの古都ブハラにある製糸工場。社長のバフティヨル・ジュラエフ(39)は「忙しくて休みもなくなったが、新しいシルクの時代の到来だ」と笑顔で語った。 ウズベキスタンの古都ブハラの製糸工場で繭を選別する女性たち 実は、ウズベキスタンは1000年を超える養蚕の歴史を持つ。ソ連時代は周辺国に繭や生糸を輸出していた。しかしソ連が崩壊し、独立すると政府の買い上げがなくなった。経済も停滞、中国産が台頭して養蚕業は衰退した。約90年前に創業したジュラエフの会社も、この20年間に2度の倒産を経験した。 養蚕・絹産業の復活を試みた政府は、2009年から格的に日技術的支援を受け始めた。さらに、経済改革を掲げて16年に就任した大統領ミルジヨエフ(

    シルク大国の夢再び 「インスタ映え」ウズベキスタン、ビザ免除で開放路線走る:朝日新聞GLOBE+
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    ijustiH 2019/07/20
  • 生徒の欠席に悩む学校、洗濯機置いたら劇的に改善した:朝日新聞GLOBE+

    ケンタッキー州ルイビルにあるファーンクリーク高校の新しい洗濯室=Jai Wilson via The New York Times/©2019 The New York Times。洗濯機をはさんで、学校の担当スタッフ(右)から室内の説明を受ける生徒たち

    生徒の欠席に悩む学校、洗濯機置いたら劇的に改善した:朝日新聞GLOBE+
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    ijustiH 2019/05/26
    そういえばアメリカはコインランドリーだね。コインランドリーは汚いんだよね…。
  • 君主になれない私たち、そこに平等がある マルセル・ゴーシェに聞く「君主制の役割」:朝日新聞GLOBE+

    ――著書「代表制の政治哲学」では、立法権と行政権を監視する「第3権力」の必要性を強調していますね。 19世紀の歴史を見ると、王権とたもとを分かって共和政を発展させたフランスや米国はむしろ例外です。多くの国では立憲君主制の中で民主主義が育まれた。その後、民主主義が優位に立つ中で、君主制は国家の歴史的連続性を体現する象徴的存在となり、中立的な第3権力の地位を占めるに至りました。 マルセル・ゴーシェ「代表制の政治哲学」(原題は「権力の革命 主権、民衆、代表 1789~1799年) 立憲君主制の下だと、選挙で選ばれた人物は政権を担えても、歴史的正統性を持つ存在にはなり得ません。つまり、市民の代表が絶対的権力を振るって暴走する恐れを、君主が抑え込んでいる。君主の存在は、当選者が相対的な権力しか持ち得ないことを人々に知らしめます。 ――君主の存在は、人間一人ひとりが平等である原則に反しませんか。 確か

    君主になれない私たち、そこに平等がある マルセル・ゴーシェに聞く「君主制の役割」:朝日新聞GLOBE+
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    ijustiH 2019/01/06
    グローバル化に従い国家が消え去るというストーリーを、詳しく
  • 「軍事政権だって、いいじゃない」という学生たち:朝日新聞GLOBE+

    ■圧力もうまく使うなら 日のある大学に通う3年生の学生は、ブラジルの軍事政権期について学ぶうちに、軍事政権にも見習うべき点があると考えるようになったという。「軍事政権というと、軍部が市民に圧力をかけるイメージだったけど、ブラジルの場合は逆に、それによって平和と安全がもたらされたといわれています。圧力もうまく使えば、治安の安定につなげられるのではないかと考えました」 ブラジルでは軍事クーデターが起きた1964年以降、軍部が政治の中枢を握った。しかし、70年代前半までに「ブラジルの奇跡」と呼ばれる高度経済成長を実現。軍部が反対勢力を抑え込んで資源開発など重要な国家主導型プログラムを推進し、治安を安定させたことで海外企業の進出や融資を呼び込めたとされる。軍部が民間からテクノクラート(高度な専門知識と政策能力を持つ技術官僚)を重用したことも大きいといわれる。 【もっと知りたい】 「独裁」という新

    「軍事政権だって、いいじゃない」という学生たち:朝日新聞GLOBE+
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    ijustiH 2018/12/13
    権力集中の必要性については国家はなぜ衰退するのかを読もうか
  • 韓国人徴用工判決とは何だったのか 韓国人記者が語り合う:朝日新聞GLOBE+

    ――判決直後、原告の李春植(イ・チュンシク)さん(94)は泣いていましたね。 黄宣真(ファン・ソンジン) 李さんは原告団4人のうちの唯一の生存者だった。亡くなった3人への思いが涙につながった。支援団体は高齢の李さんの体を心配して、法廷に入るまで、他の3人が亡くなったことを隠していた。 黄宣真記者 宋永美(ソン・ヨンミ) テレビで会見を見た。「もう少し早く、解決できたら良かったのに」と素直に思った。 宋永美記者 ――判決は「日の不法な植民地支配への慰謝料だ」と指摘しました。 崔在雄(チェ・ジェウン) 韓日請求権協定だけで解決したとは思わない。司法判断は当時、未解決な部分があった事実を強調したものだ。ただ、一般市民がそこまで理解していたのかは疑問だ。報道で混乱した市民もいたようだ。 崔在雄記者 李聖鎮(イ・ソンジン) 多くの人たちは報道で、請求権協定が抱える問題を知った。報道後は、「請求権協

    韓国人徴用工判決とは何だったのか 韓国人記者が語り合う:朝日新聞GLOBE+
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    ijustiH 2018/11/04
    日本メディアで働いても、対日関係の癌が自国民の気分というのを発言できず、解決策を見つけられない。これに付き合うのか…?
  • 北朝鮮は本当に孤立しているのか -- 朝日新聞GLOBE

    アフリカ研究者 白戸圭一 11 ミサイル開発はなぜ進んだのか北朝鮮が公開した、移動式発射台に立つ「火星14」の写真 10年も前の話で恐縮だが、毎日新聞の南アフリカ・ヨハネスブルク特派員だった筆者は2007年、北朝鮮技術支援を得ている兵器工場がエチオピアに存在しているとの情報をある人物から入手し、エチオピアに取材に出かけた。 この工場の存在は、国連安保理によっても確認されている。工場は首都アディスアベバの西約135キロの農村地帯に存在しており、名前を「Homicho Ammunitions Engineering Industry(HAEI)」という。1987年に設立され、北朝鮮技術者の指導の下、北朝鮮製をモデルとした弾薬、砲弾などが製造されている。 厳重に警備された工場そのものにアクセスできるはずもなかったが、様々な関係者への取材から、北朝鮮がエチオピアに弾薬や砲弾の製造技術を提供する見

    北朝鮮は本当に孤立しているのか -- 朝日新聞GLOBE
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    ijustiH 2017/09/02
    インテリジェンス
  • 朝日新聞GLOBE|海運界のリーダーに聞く

    [第2回] 不景気にこそ経営者の手腕が問われる 張栄発 (長栄海運総裁) ――長栄海運(エバーグリーン)がコンテナ船に事業を特化しているのはなぜですか。 張栄発 氏 (資源や糧を運ぶ)不定期船は片道しか運ぶものがないので、景気が悪くなると赤字が大きくなる。 コンテナの良いところは、運ぶものが雑貨ばかりだということ。世界中で使わなくてはならないものだから荷物がなくなることはない。 ――後発参入のエバーが、世界中の海運会社でつくる運賃同盟に対抗するのは大変だったでしょう。 北米航路をやろうと決めた時の話だが、荷主の米国人が毎年4月に台湾に来ていた。荷物をもらいにホテルまで営業に出かけたが会ってくれない。 そこで、果物を荷主の部屋に送り、ホテルのボーイに頼んで名刺を渡してもらった。受け取った米国人は当社にお礼の電話してくれて、初めて会う約束を取りつけた。こうして、荷物を少しずつ積ませてくれるよ

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    ijustiH 2013/07/10
    張栄発(長栄海運総裁)
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