午前5時、昨日の反省が全く活かされず、また昨日の服のまま目覚めた。 一度ちょっと外れると、全部どうでもいいような気になってしまうのは良くない。 夢が卑猥だったので、まずい寝言を言っていやしなかったか・・・と固くなった。 しかしどうしようもない。 歯をみがいてシャワーを浴びた。 気を付けても、すぐ小学生の日記みたいになっている。 こないだ田山花袋の『蒲団』を読んで面白かったので、 一昨日の日記はちょっとそんなつもりで書いたのだけど、読み返したら全くそう思わなかった。 合宿に来て二度、高校生と間違えられた。 私が幼く見えることと、 このへんでは免許を取れる年齢になったらすぐ取る人が多いから、ということがあると思うけど、 もう一つ、間違えた二人がそれぞれ18歳と19歳だったから、というのもあると思う。 私と同い年くらい以上の人は、さすがに高校生とは思わないんじゃないか。 人の頭に浮かぶ可能性は、

夕食後、今日も温泉へ行こうと自転車で走っていたら、 子猫が道に横たわっていた。 あ、はねられたんだ、と思った。 触れるのを一瞬躊躇したけれどどこからも血は流れてなくて、 もしかしたら死んではいないのかもしれない、と思ったけど目が開いていて、 まだほんのり温かかったけど、死んでいた。 ふと道路脇の畑を見たら、もう少し大きな猫がこちらを見ていた。 子猫はすごく柔らかくてグニャリとしていて、まぶたを閉じようとしたけど閉じられなかった。 落ちていた瓦の破片で畑の端を掘って、土をかぶせた。 深く掘れなかったので、雨が強く降ったらすぐさらされてしまうかもしれない。 掘っている間に、死んだ子猫より少し小さいヤツが走り出してきた。 きっと大きいのが親猫で、こいつと死んだ子猫が兄弟だったろう。 親猫がずっと見ていた。

実家でぼーーっとしていたら、バンドサークルの先輩が亡くなったと連絡がきた。 いくつ上だったんだろう、八つくらいでしょうか、まだ全然全然そんなお年ではなかったはずだ。 もう随分お会いしていなかったけれど、でも絶対また会えると思っていて、もう会えないというのがよく分からない。 どういう風に亡くなったのか。 考えてしまう。 ドラマーの先輩で、私もドラムをやっていたのでバンドでご一緒する機会はなかったけれど、私はその先輩のドラムがすごく好きだった。 熟れ過ぎて、かろうじて形を保っている柿を両親と食べる。 いつでも会えると思っていても、実際はなかなか会わないし、連絡もしない。 直接に言葉を交わせる機会は、とても貴重。 そういうこと、自分が遭遇して、ひとつ分かる。 誠実に、とか考えて何も喋れなくなったり、 こういうこと全部、社交辞令みたいなの、なんなんだろうと思って何も言わなくなったりしていて、 でも

色々なものや人や事を、どんどん嫌いになっている気がする。 そのことに自分で、悲しい気持ちになる。 確かに思えることを進めていくと、「あの人は信用ならない」とか、そういう方向になっていくことが多い。 人間嫌いが強まっているのか、好きになれない人に会う数が増えているのか、とか考える。 なんだかふさいでいる。 やるべきことは沢山あるのに、どれも手に付かないで、積み上がっていくのを見ている。 演出を担当します。 素敵な俳優さんたちが集まりました！ 7月、11月の二回、公演します。 まずは7月、朗読劇として上演のお知らせです。 --------------------------------------- 『8 -エイト-』 ＜東京国際レズビアン＆ゲイ映画祭 公式コラボイベント公演＞ 2009年、二組の同性カップルが『Proposition 8（提案8号）』への抗議から、カリフォルニア州を提訴した。

台本で行き詰まっている。 書けない、というわけでは必ずしもなくて、 むしろポロポロポロポロ断片はたくさん書けて、 でもどれもクリティカルヒットでない。 何か、かすめてはいるんだけど、 増えすぎて広がりすぎて、 結局芯が通っていない。 わー！全然書けないよりだめじゃないですか!!! ・・・うーん。 じっくり考えるから駄目なのかも。 書きたいことはすでに中にあるはずだから、 荒くても外に出す、まずとにかく出す。 ということで、何がやりたいのかレコーダーに向かって喋ってみた。 ら、出てきたのは、なすりつけたいということだった。 えー・・・なすりつけたいの？私？ 少し考えて、つじつま合わせをしてみるに、 発散、拡散することで癒される、 というのが前回の「家族アート」だったとしたら、 今回はきちんと対象を持ってそれにぶつけたい。なすりつけたい。 「はい、この手に負えないものパ～ス！」とふんわり送り出

実家に猫がいるらしい。弟が拾ってきたということで。 「もう全部がちっちゃくてふわふわでさー！」と母が自慢メールを送ってくる。 触りたい!!!がしかし。 久しくブログを書いていなかった間に、京都公演が終わりました。 初めて行った旅公演は大変なことも沢山ありましたが、本当に色々な方に助けていただいてどうにかこうにか無事幕を閉じることが出来、こうして知らない土地でやる機会をいただけるというのは有り難いことだと思い、なんだかんだ楽しいことも多かったです。 そして11月に東京でもやるので、もう一度稽古してやれるというのが本当に嬉しい。 京都、行く少し前から、生活を全体的に変えていくことを考えている。もっとシンプルに。 具体的には塾のバイトを辞めたい。 貧乏になってもいいので出来ることなら今すぐ。 でも年度が変わるまではそうもいかないけれど。それは、自分の気持ち的にも。 一人暮らしを始めたときに「あぁ

劇団の会議の後に終電に走って乗ってお仲間とさよならして放心していたら「西尾さん」と声を掛けられて驚く。 こちらも気付いていたけれどその上で気付かないフリしていたのです。乞局のＷＳに参加してくださっていた女優さん。 面白い方だったのでよく覚えていたけれど、まぁ私は覚えられていないだろう。という気弱で。 ちょっとだけ知っている人だとよく気付かないフリしてしまうのだけど、多分大抵そのフリまで含めて気付かれていると思うので、そっから声を掛ける人は勇気あるなと思います。 そら豆の見本が不味そうすぎた。

昨日今日と稽古もバイトもなかったので太田省吾漬けになっているのだが、ちょっといい加減いやになってきた。 太田省吾が嫌なわけではなく、漬け物のような状態に飽きた。 気分転換の携帯の麻雀にも飽きた。 もうそのくらい気分転換するくらいである。 読んでも読んでも分からなさが残り続けているが、この人たぶん次のページでこう言いそう、とかは思うようになっていて、そのくらい太田さんは繰り返しほぼ同じ言葉で同じことを言っていて、しかし何だか共感に近いような理解（それが「理解」なのかは置いておくとして）は訪れない。 「分かる」って何だろう。 寺山のときはわりとすぐに好きになってしまって、分からんなぁとはあまり思わなかった。 論文を書くためにどっちがいいかと言ったら今回の方がいいのかもしれないけれど、根気がいる。 寺山は言葉が全部詩のようで、演劇論を読んでいても言いくるめられてしまっていいような感じだったけれど

酔っ払うのは楽しい。 人と話すのは楽しい。 常にこうあれたらと思う。 思うなら、そうしたらいいじゃないと思う。 私は自分に似た人、感覚で話が通じる人が好きだが、それは自己愛だろとか言われるが、うっさいよ放っておけと思います。 後からどうもありがとうとも思わなくもないけども。 さぁ次はこれを素面のときに書こう。 どうせ内にあるなら外に出そうが出すまいが変わらねえと思いますが、変わらないなら出したってよいわけだ。 心地良い状態を知ると居心地の悪さも分かるようになって、たくさんの説明なしに通じる人とは早くそこにいけるだろうと思う。 何がいいってそのくらいだけど、悪いよりいい方がいい。

家まで２分くらいのところに小さい公園があってたまに行く。 家から２分と思わないのは、行きには行かないので。 帰りにしか寄らない。 バイト先の人たちと一杯だけ飲んで０時前、私を含め四人のうちの二人が明日の授業準備をしに校舎に戻るのを見て「あー熱心じゃ」と思い、以前のようにおかしな熱よと批判する気持ちは全く起こらないが私はやっぱりそういう風にはならないなと思う。 しかし何だかまっすぐ家に帰りたくない気分は気分で、コンビニで通販雑誌を立ち読みして公園でブランコをこいでいく。 自分の家は気に入っているけれど落ち着きすぎる。 haco.という通販雑誌がわりと気に入っていていつも危うく買いそうになるのだが、例えば欲しいＴシャツのパターンが三色あった場合にどの色が届くか分からないという謎のシステムになっているようなので、買わない。 コレクション欲、コンプリート欲みたいなものがない。 あと身長・体型的に着

もっと素直にしたい。 あなたのその捻くれっぷりも含めて味だと認めてくれる人が多かったけど、自分がそれを望まなくなったのでもう止めだ。 相当長い年月ひねた状態を染み付かせてきてしまったのでたぶん時間がかかるけど、それだって自分の意志でそうしてきたのだから、違うことを意志すればそっちへ行けるはず。 あな恥ずかち、と思って無口になるのは禁止。なるたけやめる。

誕生日なので下着を新調した。 予想以上に気持ちが持ちあがり、しゃきっとする。 気に入るデザインのものが見つかっても、 「すみません、お客様のサイズではお作りしてないんです…」ということが多く、 これまで持っていたのは大体不本意なものばかりだったのだけど、 「デザインだけ季節ごとに新しくなって、形はずっと同じで展開してます」というシリーズが デザインの方向性も形もしっくりきて、 やったーこれからはものすごく太ったり痩せたりしない限り、気に入るのが手に入る!! と思うと大変嬉しい。 胸が大きいのを嫌だと思っている女の人は世の中にわりとたくさんいると思うのだけど、 可愛いのがない、サイズが合わない、というのは 当然何とかしてもらいたい欲求なのでおいておくとして、 プラスアルファで何とかしてもらえたら非常に嬉しいのは、男の人の視線対策だ。 何かしら特異なものがあったら目が行くのは仕方のないことで、

という小説に描かれていた女の人と男の人の関わり方に、軽く衝撃を受けた。 絲山秋子さんという人の小説。 二人は友人というか何というかで、 男の人はニートになってしまっていて、 お金がなくて完全に生活が立ち行かなくなる直前で、 女の人は彼がそういう状態になっていることを彼のブログで知る。 それは二年ぶりくらいのコンタクトで、 彼女は彼に対して社会復帰を望まない、 ニートでいる自由を尊重したい、 それを自分が手助けしたい、 金を貸してやりたい、と思う。 恋のような執着に見えるけれど、 それは恋とはだいぶ違っていて、 自分の小説を書きたい気持ちを重く扱うという生き方を選んだ女の人が、 昔の自分にお金を貸したいというような気持ち。 寄付をしたい、 自分が街金に行ってまで寄付をしたい、 という欲が、私には分からなかった。 それが自分の欲だということがすごい。 キミがもし、本当に、徹底的に、ダメになると

おかげさまで、 乞局第16回公演「芍麗鳥（シャックリ）」 6月22日をもって全ステージ無事終演していました。 凹凸の激しい舞台美術でしたが、幸い大きな怪我もなく。 ご来場くださった皆様、 応援してくださった皆様、 関係者の皆様、 遅ればせながら、本当にありがとうございました。 舞台にどう居られるかは 普段の自分と地続きだなぁと改めて思いました。 普段能力的に出来ないこと、知らないことは舞台上でも出来ないです。 でも普段なら条件的に出来ないことも、舞台上でなら出来ます。 今までは、 例えば酔っ払って暴言を吐くということを 西尾が出来なくてもヘロドトスさん（今回いただいた役）が出来る設定なら やってしまえるような気がしていましたが、 それは演技というものを特殊な技か何かのように思っていたわけで、 ガラスの仮面のマヤちゃんに私もなれると思っていたわけで、 夢を見るのも大概にせよという感じだったよ

今日から一週間、通しで借りられる稽古場で稽古。 そうすると物を置きっぱなしに出来て、 そうすると舞台装置とかも全部は無理でも持ち込めて、 それがとてもとても大きい。 本番と同じ（完全じゃなくても）場の中で稽古が出来るということは、 非常に重要で有難いことで、 本当は稽古期間中ずっとそう出来たら最高だけど、なかなか叶わない。 稽古場を持っている劇団って羨ましい、と思う。 何か具体的なこと、人などの対象のない、 ただの生理現象のピリピリがやってきている。 それとは関係なく、今日は受け持っている生徒の一人が、 明らかに解答写すだけの宿題のやり方をしていることを見つけて、 ぐはー・・・となった。自分でも驚くくらい、がふーん・・・となった。 なーーーーんにも届いていない。 もう、自分で気付くまで永久に放置！ どこまでも下降線をたどりやがれ！そして最底辺にタッチしてきやがれ！ という気持ちに一瞬なりか

昨日電車を寝過ごして路頭に迷った際、 自分の身の危険は大して感じていなかったのだけれど、 今日直接話した人、ブログを見た人から 「危ないから本当にもっと気を付けなさいよ」と言われ、 自分の能天気さを反省した。 危ないから反省、というよりも（もちろんそういう点でも反省したけれど）、 もしかしたら通り魔に刺されて死んでたか、暴行受けてたか、 色々いろいろ酷いことになった可能性はあって、 それなのに１ミリも迷いなく「でも私は平気だろう」と思っていた鈍さを省みる。 こういう認識に、私の「私が世界の中心」感がにじんでいると思った。 世界の中心と言っても、 その世界はみんながいる世界ではなく西尾ワールドとでも呼んだ方が近くて、 一人で歩いているとき、大抵私はそこに閉じこもっているのだろうと思う。 （どうでもいいけど、だから乗り換えもよく間違えるし、忘れものをするのもこれだと思う） それはたぶん、コミュ

出来すぎた。 ズッキーニが好きです。 前から色かたち味全部好きだったけど、 今日新しく、包丁で切ったときの感触が気持ちいいことに気付いた。 刃に吸いつく感じが好き。 身の詰まり方と水分の量がちょうどいい具合なんだと思う。 夏になって（まだなってないかしら）、俄然料理が楽しくなった。 色が、鮮やかで多いので。 冬は白いものばかり、同じ食べ方ばかりしていた。 白菜と葱と大根と鶏肉と豆腐とうどんの鍋ばかりだった。 色といったら三つ葉と卵くらいだった。 最近ほんの少しだけ体型が変わった気がします。 肩幅が少し広くなって肩が四角くなって鎖骨がちょっとだけ見えるようになって、 くびれが減ったかわりにお腹の厚みが減った気がする。 あと、何か肉が柔らかくなった。 「歳とるとニクの付き方が変わるのよ！」というやつでしょうか。 「20歳になったら誰でも痩せて体型が変わるのよ」と言われて信じていたけど「変わんね

京都に行ってました。乞局で。 秋の京都公演の下見です。 夕方近くの鴨川がきれいでした。 新幹線がとても楽しかった。 楽しかったので、東京に帰ってきても、なんだ私、東京も楽しめるじゃないか！と思いました。 旅のときは特別な気分になるけれど、それって旅先の土地の問題より自分の気持ちの問題が大きくて、 だから、そんなら東京でも日々旅気分でいられるんじゃないかと。 最近、あー自由！と感じることが多くて楽しいです。 夏が近づいているからか。 だけど、苦しいことをほったらかしにしているなぁという意識もあります。 熟成か腐敗か干からびるかしてしまうと思うんだけど、 それが嫌だから今すぐどうにか！となるかというと「どうしたい」がないのです。 残念だけど、それほどの情熱がないのか。 自分を冷たい女だと感じます。戸惑いは、あるんだけれど。 でも無理して何かを作り出そうとするのはかえって良くないと思うので、 叱

システムシステムしすてむ・・・とやっていて、「は！死す・てむ！」みたいな気がする。 なんのこっちゃです。 てむは連用形接続。 風邪をひいていました。 体がおかしくなるのはどっかうまくいっていないんだろうというのが最近思うことです。 環境とか、何かしらの外部要因が。体が弱いのが悪いとかではなくて。 自分がちゃんとやれる範囲に自分のスケジュールを管理するのが体調管理ということかぁ と当たり前のことが分かったところです。 システム、って何なのかよく分からないけど何か好ましくないわー 程度の漠然とした反抗心を持っていたのですが、 この頃はシステムに入りたいです。 入る、というか、沿ってゆきたいです。 既に出来上がってるところに入るという意味に限らず（というかそういう方向性はむしろちょっと違っていて）、 新しくそういうものを作る、作れたらいいなぁ、と思います。 何の縛りもなしで全部フリーでオープンで

最近省エネモードになっていたというか、 たぶん非常にせせこましくなっていました。 あれは！これはどーなってんの！ そいであんたの意見はどーなの！と 常に誰かしらから責められているような気分で （本当は責められてなどいなかったのかもしれません。が、そういう気分でした）、 自己弁護というか、自分の領土確保に必死になり、 視野と肩身がどんどんキュー・・と狭くなっていき、 おかしいよ、省エネにすればするほど残りのＨＰが減っていっている気がするよ・・・ という感じでした。 気付いたら自分の足場が両足揃えて立ってる分くらいしかないぞ！という感じで、 気休めでおいしいものとか食べまくっていて、 自分接待費が超かさみました。 自分の守りばかり考えているとどんどんダメになっていくみたいです。 けちらないでエネルギーをどんどん発して動いているときの方が、 人からも色々もらえたりするようで、 やっぱり自分自分で