これは『NHKスぺシャル』で大反響があった同タイトルの番組を書籍化したものです。ゲーム開発において『お家芸』のお株を奪われてしまった日本と国策でゲーム開発を推し進める欧米諸国との対比が面白かったです。 本書は『NHKスペシャル』で放送された同タイトルの番組を書籍化したものです。 僕は現在、ほとんどゲームをやらないので、最近のゲームに関する動向はまったくわからなかったのですが、この本の元になった番組を見てショックを受けたことを現在でもはっきりと覚えております。 かつて、日本の「お家芸」とまで言われたゲーム産業はほぼ欧米にシェアを奪われ、その中でもアメリカやカナダでは国策の一環としてゲーム産業を推し進めているという現実と、マイクロソフトなどの巨大なテクノロジーを扱う会社が人間の知覚や感覚を元に操作できるゲームを開発する様子などが記されていて、非常に面白く読めました。 僕はこの番組および本を読む