みなさん初夏の夜長のお供に小説はいかがでしょうか?数ある作家さんの中でも私が特におすすめしたいのが実写化もされた「悪の教典」「鍵のかかった部屋」でおなじみの貴志祐介さんです。彼の描く巧みな人間描写、予想不可能なストーリーテリングは日本でも類稀なる存在です。今回はそんな貴志祐介さんの小説の中でも特に面白いおすすめの作品を紹介します。 10位 新世界より 新世界より(上) (講談社文庫)[Kindle版] posted with ヨメレバ 貴志祐介 講談社 2012-09-28 Amazon[書籍版] 1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃
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