ドラマ『アンメット-ある脳外科医の日記-』が面白すぎる。 1日で記憶がリセットされる脳外科医という特殊中の特殊ストーリーで、最初は「また設定ブッ飛んだトンチキクレイジードラマかよ」と思っていたんですが、まったく違いました。こんなにも丁寧なドラマが近年あったでしょうか。 まず、良くも悪くも「全員マジで声が小さい」。本当に目の前の相手にだけ聞かせる声のトーンとボリューム。演者、制作陣の視聴者に対する「一言も聞き逃すなよてめぇら」という気概すら感じる。犬飼ってたり、赤ん坊育ててる人にはあまりにも向かないドラマでしょう。 そして「普通の人間が言わないことは言わない」を徹底し、大げさな表情や決めゼリフ、いっさいなし。ザ・ノンフィクションなの?と錯覚するほどのリアリティ。派手さはビックリするほどありませんが、ジワジワと心に侵入し気づいたらそのドラマのことしか考えられなくなる逆・半沢直樹。 特に度肝を抜