「東日本大震災の時以来の衝撃だ。トヨタが今回は6日間も国内の完成車工場を全て停止する事態となって大変驚いた」(トヨタ自動車に部品を供給する、あるメーカーの関係者)。2016年2月8~13日、トヨタ自動車の国内の全16工場の完成車組み立てラインの稼働が停止した(図1)。同年1月8日にトヨタグループの愛知製鋼の知多工場(愛知県)で発生した爆発事故が原因だ。世界最大の自動車メーカーの国内工場が一斉に休止するという異常事態は、部品メーカーにも強いショックを与えた。
マツダが車両のデザインにとどまらず、販売店やロゴ、名刺など消費者と接する全てで統一的なデザインにする取り組みを強化している。ブランドイメージの浸透に役立てる狙いだが、国内メーカーでここまで徹底するのは珍しい。「1つのマツダ」の演出は営業最高益など業績好調の原動力にもなっている。店舗にバーカウンターや引き渡し専用の部屋も設置国内外の自動車メーカーの販売店が並ぶ東京都目黒区の幹線道路沿い。黒光り
2005年創業。厳選した書籍のハイライトを3000字にまとめて配信する書籍ダイジェストサービス「SERENDIP(セレンディップ)」を提供。国内の書籍だけではなく、まだ日本で出版されていない、欧米・アジアなど海外で話題の書籍も、週に1回、日本語のダイジェストにして配信。上場企業の経営層・管理職を中心に約8万人のビジネスパーソンが利用中。 https://www.serendip.site イノベーション的発想を磨く 経営戦略を描くヒントになる、イノベーションのヒントになる、マネジメント層のための知恵袋になる…。経営層・管理職に本当に役立つ書籍を厳選して紹介。 バックナンバー一覧 肝心なのは「製品開発の仕組み」 日経新聞によると、米高級車市場でトヨタ自動車の「レクサス」がドイツ勢を追い上げているそうだ。2016年1~3月の販売台数でBMWを抜き、前年同期の3位から2位に順位を上げた。1位のメ
日本人は自然や伝統的な町並みを大切にし、その美しさ、清らかさの維持、保存を心がける。洗練された美意識を持ち、それが町並みや衣食住の文化に表れている--。 これが知識層を中心にした多くの日本人の自己評価であり、そこには誇らしい気持ちがある。 だが、古美術や日本の伝統芸能を研究する米国の東洋文化研究者、アレックス・カー氏は「日本人は景観を大切にしない」と一蹴する。カー氏は日本に長く在住、京都の民家を舞台にした滞在型宿泊施設まで運営する日本通だ。その経験に基づき「ニッポン景観論」(集英社新書)を著しており、指摘は具体的で痛烈だ。 以下は、カー氏へのNBオンラインでの清野由美氏のインタビュー(12月4日)から抜粋した。 たとえば、京都の三十三間堂の前には電線が張り巡らされ、大きな看板が我が物顔に立てられている。日本人の多くは「これほど汚れた、場違いなものが日本の素晴らしい文化遺産である三十三間堂の
ローカルな話で申し訳ないのですが、このところ「ニトリモール枚方」のオープン告知広告のCMがしょちゅうテレビに流れてきています。ニトリのモール型ショッピングセンターとしては国内4カ所目で自社最大の施設ですが、なにか今のニトリの勢いを象徴しているようです。 ニトリについては、大塚家具のお家騒動があった際に、このブログで、2001年を境に大塚家具がニトリとの成長力で差をつけられ、売上高の格差がどんどん広がっていったことを取りあげました。 「大塚家具」お家騒動劇場は、ビジネス変革がいかに大変かをみせてくれている 大塚家具は高級家具のたんなる小売業、ニトリは製造から物流まで踏み込んだ小売業、結局はビジネスモデルの違いが、ビジネスの成否を分け、大塚家具は業績低迷する一方で、ニトリは成長し続けてきました。 そのニトリですが、2014年度に変調を起こし、既存店売上高が前年同期割れを起こしていましたが、20
2012年に80円台だったドル円相場はある時を境に急に円安に転換し、15年6月には125円台をつける円安を演じました。この間、一般に言われるのは日銀の13年4月の「異次元の緩和」や14年10月の「サプライズ緩和」効果であります。日銀の役目はインフレ率や労働市場であって為替は財務省の仕事とされますが、一般には中央銀行の政策が為替に影響しやすいと考えられます。 では、この日銀の緩和効果が本当に円安に導くものであったのか、もう一度考えてみたいと思います。 まず、ドル円の長期チャートを見ると77円台をつけた円高修正の動きが出始めたのは12年9月であります。ここから円は一気に安くなり始めます。その第一弾の動きが一旦収束するのが13年5月で102円台をつけた時点でした。 その頃からドル円相場は一進一退を繰り返します。踊り場相場ともいえました。94円から104円程度の比較的狭いレンジ相場が14年7月まで
この記事は、「日経ビジネス」Digital版で4月19日からスタートする新コンテンツ「日経ビジネスベーシック」からの転載です。詳しくは こちら。 直訳すれば「モノのインターネット」。つまり、いろいろな物に通信機能が付いて、相互にデータをやり取りするようなインターネットを指します。人間同士がメールで文章やデータをやり取りするように、人間とモノ、モノとモノの間で通信する環境を整えるわけです。 機械やセンサー、部品が連動 IoTという用語が使われる場合、最も多く事例として示されるのが工場などの生産現場です。加工をする機械や、気温や湿度を測定するセンサー、部品そのものなど、いろいろなものが相互に通信をしているような環境を想像してみてください。自動化やスピードアップ、効率化のアイデアが出てくるのではないでしょうか。 例えば、ある鉄板に「Aという金型でプレスした後に、赤く塗装する」という指示データをつ
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