大学生ら15人が死亡した長野県軽井沢町のバス事故から、まもなく1年になるのを前に、全国で高速バスを運行する会社が運転手向けに、脳の動きを活性化するアプリを導入し、事故防止につなげようという取り組みを始めました。 対象は関東地方を発着する高速バスの運転手およそ100人で、運転の前後にタブレット端末を使って、記憶力や集中力などを鍛えるアプリを使用します。アメリカの脳科学者らが開発したこのアプリを使うことで、脳の働きを活性化し、事故防止につなげることが狙いです。 43歳の運転手の男性は「ゲーム感覚で簡単にできるのでとてもよい。運転中はさまざまな危険を察知して判断する必要があるので、今後も積極的に活用したい」と話していました。 この会社では、首に取り付けた機器で耳の脈を測定することで、眠気を検知し、運転手には振動で注意し、会社の運行管理者にも知らせるシステムを去年7月から導入しています。 この会社