上信電鉄(高崎市鶴見町)で32年ぶりの新型車両となる「7000形」=写真=が3日、運行を開始した。運転席の窓が大きく開放的で、清涼感のある濃い青を基調としたシートが特徴。2両編成で、高崎―下仁田間を1日5往復する。 「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録を見据え、上州富岡駅へ向かう観光客らに快適な旅を楽しんでもらおうと、国と県、沿線市町村の補助金を活用して導入した。 この日、新型車両に偶然乗ったという高崎市の女性(76)は「広々として、いい感じですね」と乗り心地を確かめていた。高崎駅のホームでは、車両を記念撮影する鉄道ファンの姿も見られた。