人を待っていて本屋でパラパラめくったバルタザール・グラシアンの本が、いろいろ歯に衣を着せていない感じで面白かったのでアマゾンで買ってみた: バルタサル・グラシアンの成功の哲学—人生を磨く永遠の知恵 やたらと人を褒めるのは賢明ではない。それは真実に背くことだし、判断力を疑われる。褒めすぎもうその一種である。 気をつけねば。後輩とかに低コストで与えることのできるベネフィットは賞賛だと思っていたけど、過剰になると逆にお互いの足をひっぱるんだな。 人の中傷は無視せよ。黙殺で答えることが懸命だ。身の潔白を明かそうとしてペンの力に訴えてはいけない。書かれたものはいつまでも残るから敵を懲らしめるどころかその名を留める手助けをしている。忘却に勝る復讐はない。 人と争ってはいけない。公正に戦うものなどほとんど居ないのだ。敵は使えるものなら何でも利用しようとし、本来使うべきでない卑劣な手まで繰り出してくる。そ