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2006年7月24日のブックマーク (1件)

  • 「考える葦」を補助線に - 半可思惟

    パスカルの『パンセ (中公文庫)』は断章の集まりです。その断章をふたつに類別すると、人間観察から人間の悲惨さ*1を導出する断章とキリスト教に人間の偉大さ*2を見出す断章に大別できます。 そしてその中間に置かれるはずだったと考えられるのが有名な「考える葦」に関する断章です。 L' homme n'est gu'un rosean, le plus faible de la nature, mais c'est un roseau pensant. 人間はひと茎の葦にすぎない。自然の中で最も弱いものである。だが、それは考える葦である。(347)*3 大橋良介は著作「『考える葦』の場合」のなかで、なぜ「考える葦」は葦でならなければならなかったのかと疑問を呈した上で、次のような考察を述べています。 ときどきいわれるのは、彼が新約聖書の次の言葉を念頭においたという解釈である。すなわち、イエスが群集に

    「考える葦」を補助線に - 半可思惟
    inflorescencia
    inflorescencia 2006/07/24
    「人間尊厳なんて大上段に構えなくても、人はむなしさから解放されます。それはつまりアクシデントを受け入れて日々を大切に過ごすという、至極単純なことなのです」  そっか。あれからもう1か月以上経ったんだな