このほど観光庁長官に“天下り”就任したJ1大分の溝畑宏・前社長(49)が8日、東京・本郷のJFAハウスに就任の挨拶に訪れた。 大分は昨年末に溝畑氏らの放漫経営で債務超過が9億円を突破して事実上の倒産状態に。そこでJリーグが3億5000万円を緊急融資することで年越したが、「貸し倒れになる危険性がある」(Jリーグ関係者)。この事態で溝畑氏は大分の社長を辞任したが、その直後に観光庁長官に就任。今回の来訪について「あいた口がふさがらない」とJリーグ関係者。 しかし、本人は「スポーツは観光とタイアップできる。成果については、乞うご期待」と意気揚々でJFAハウスを後にした。