児童書出版にこれから関わる人、関わり始めた人が持つ疑問、問題などに答え、気休めにしてもらおうとする、真面目な絵本の仕事質問箱。 前半は田中清代の若手時代の経済的な問題について暑く語っております。セブンアンドワイHLDGSの四季報に、幻冬舎の見城徹さんと、7&YHLDGS会長の鈴木敏文さんの対談が掲載されていました。いつものように引用させて頂きます〜。 ** 鈴木>出版界がいまのように厳しい状況になった原因の一つには、過去の経験で本や雑誌をつくり続けてきたことがあると思います。かつて婦人雑誌は、毎年1月は何、2月は何と、各号のテーマが歳時記のように決まっていました。それを繰り返してきた結果、だんだん読者の生活感覚から離れてしまったのだと思います。そういう過去の経験を崩していかなければ、読者は去ってしまいます。 見城>時代はどんどん変化し、読者の求めているものも変わっていきます。編集者