印刷 気象庁は10日、異常気象を引き起こすとされる「ラニーニャ現象」の発生を確認したと発表した。今後の動向次第で、日本付近では年明けごろに平年より寒くなる可能性があるという。節電対策に影響を及ぼすおそれもある。 昨年夏ごろからのラニーニャは、今春に終息したとされていた。気象庁によると、1年に2度の発生が確認されるのは統計を取り始めてから初めて。 ラニーニャは太平洋東部から中部の赤道付近の海面水温が下がる現象。その影響で、西に追いやられた暖かい海水が東南アジア付近で蒸発、発生した雨雲が日本付近で上空の偏西風を蛇行させる。蛇行に伴い、大陸側の寒気が日本に運ばれやすくなる。一方、夏には猛暑の一因になる。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます