タグ

2009年3月19日のブックマーク (3件)

  • われもまたアルカディアにありき 〜 『回想のブライズヘッド』 - HODGE'S PARROT

    岩波文庫より、小野寺健 訳のイーヴリン・ウォー『回想のブライズヘッド』(Brideshead Revisited, The Sacred & Profane Memories of Captain Charles Ryder 、吉田健一 訳では『ブライヅヘッドふたたび』)が出た。僕にとって、グッとくる小説だ。 回想のブライズヘッド〈上〉 (岩波文庫) 作者: イーヴリンウォー,Evelyn Waugh,小野寺健出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/01/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (25件) を見る まだの画像が出ていないようなので(そのうち出るだろう)、岩波文庫版(上)のカヴァーで使用されているヘンリー・ラム(Henry Lamb、1883 - 1960)が描いた、いかにも「生意気そうな」若造、若干26歳のイーヴリン・ウォーの肖像

    われもまたアルカディアにありき 〜 『回想のブライズヘッド』 - HODGE'S PARROT
  • 無限転向のラディカリズム - HODGE'S PARROT

    ジャン=ポール・サルトルの戯曲『汚れた手』(Les Mains Sales、1948)のことを思い出した。ストーリーは…… 架空の国イリリア。ブルジョア階級に属するインテリで「純粋な」青年ユゴーは、生き甲斐を見出すために革命政党『労働党』に入党、そこでエドレルという労働党書記長の暗殺を志願する。エドレルは「現実路線」を取る政治家で、潔癖なコミュニストには「裏切り者」と見なされていた。 党の支配者で教条主義的なルイに唆され、ユゴーはエドレルの秘書となり、エドレル暗殺の機会を覗う。しかしユゴーは次第にエドレルの人間性に感銘を受け、彼の思想を受け入れるようになる。だが…… エドレル 必要とあればわしは嘘をつく。だがだれも軽蔑しはしない。嘘とはわしがつくったものではく、階級にわかれた社会に生まれたものだ。われわれは生まれながら嘘を相続している。騙すことを拒否したって嘘はなくなりゃしない。階級を消滅

    無限転向のラディカリズム - HODGE'S PARROT
    inmymemory
    inmymemory 2009/03/19
    ジャン=ポール・サルトルの戯曲『汚れた手』
  • 最強の文学 永田弘太郎、牧眞司が選ぶ50作品 : 最強の文学 - SF セミナー2005

    [カテゴリ:SFセミナー2005] 合宿企画「最強の文学」(案内役:永田弘太郎&牧眞司) 最強の文学! それは何か? 最強の文学! それは―― 脳髄を励起する磁場。心の琴線を掻きむしる衝撃。全身の神経を燃やす稲。 ついに実現する異種混合文学王座決定戦。SFセミナーの夜を刮目して待て! (文・牧眞司) 最強の文学 永田弘太郎が選ぶ50作品(作者名五十音順) 『アラビアン・ナイト』(前嶋信次・池田修訳、平凡社《東洋文庫》/全18冊+別巻) ジョン・アーヴィング『ホテル・ニューハンプシャー』(中野圭二訳、新潮文庫) イサベル・アジェンデ『精霊たちの家』(木村榮一訳、国書刊行会) 安部公房『砂の女』(新潮文庫) カート・ヴォネガット・ジュニア『スローターハウス5』(伊藤典夫訳、ハヤカワ文庫SF) ミルチャ・エリアーデ『エリアーデ幻想小説全集1〜3』(住谷春也編、直野敦・住谷春也訳、作品社) 大江