★★★★ 柴田元幸・他 訳 / 文藝春秋 / 2009.3 ISBN 978-4163275208 【Amazon】 少年少女を題材にしたアンソロジー。バリー・ユアグロー「大洋」、アルトゥーロ・ヴィヴァンテ「ホルボーン亭」、アルトゥーロ・ヴィヴァンテ「灯台」、ダニイル・ハルムス「トルボチュキン教授」、ダニイル・ハルムス「アマデイ・ファラドン」、ダニイル・ハルムス「うそつき」、ダニイル・ハルムス「おとぎ話」、ダニイル・ハルムス「ある男の子に尋ねました」、スティーヴン・ミルハウザー「猫と鼠」、マリリン・マクラフリン「修道者」、レベッカ・ブラウン「パン」、アレクサンダル・ヘモン「島」、ウォルター・デ・ラ・メア「謎」の13編。 どうせやっつけ仕事だろうと高を括っていたら、意外や意外、上質のアンソロジーだった。「少年少女」という題材は、柴田元幸の資質にがっちりはまっているみたい。イメージとしては幻想