今年は「本が好き!」に参加したおかげで様々な本に出会う事が出来ました。自分で買うとどうしても偏るし書評出来ない(面白くないというわけではなく、技術書だったりするので)ので読書の幅が広がり、同時に読書の速度が高くなった一年でした。amazonアソシエイトで売れた順ではなく、あくまでも自分基準でのベスト10です。 第10位 フラット革命フラット革命posted with amazlet on 07.12.28佐々木 俊尚 講談社 (2007/08/07) 売り上げランキング: 3611 Amazon.co.jp で詳細を見るフリージャーナリスト佐々木俊尚氏が、自ら取材、体験した事を軸にウエブとジャーナリズムの世界で今、何が起きているのかを克明に書き上げた一冊。個人的には松永さんの下りが佐々木さん自身も「巻き込まれた」事なので若干視点が甘いかな?と思いながらも2007年を代表する一冊であると思う
本 山口仲美さん著の「若者言葉に耳をすませば」という書籍を手にする機会があったのですが、いろんな意味で面白い。あまりにも面白いのでちょっとご紹介。 ◆「若者言葉に耳をすませば」はどのような書籍か「若者言葉に耳をすませば」がどのような書籍であるのかについて山口さんは以下のようにお書きになられています。この本は、若者たちが自らは解説できない若者言葉の成り立ちや特色、目的を明らかにすることを目指しています。さらに、若者たちの本音をお伝えし、中高年との架け橋になることを目指しています。若者言葉に耳をすませば p15若者言葉の成り立ちや若者たちの本音がわかれば中高年との架け橋が作れるのでしょうか。なんだか良くわかりませんが、取り敢えず読み進んでみます。 ◆豊富に登場する若者言葉「若者言葉に耳をすませば」は、プロローグのあと大学生を交えての座談会が記録されています。座談会で出てくる若者言葉はともかくと
本 自他ともに認める優秀な「介護人」であるキャシーHが、介護人を辞める少し前に「へールシャム」と呼ばれる施設で過ごした青春の日々と、その後に起きたことを淡々とした口調で語る物語。介護人、提供者、提供者の回復…そうしたキーワードから私は早い段階で、主人公に課せられた宿命が、そしてへールシャムがどのような場所であるのかの想像をつけてしまいましたが、主人公達に課せられた宿命自体が物語を動かす原動力ではなく、物語を彩る一つの要素に過ぎない点が非常に面白かった。 キャシーは、それまでの人生を丹念に、丁寧に語ってゆく。へールシャムで出合ったルースやトミーのことを。ちょっとしたいざこざやじゃれあいといった思い出がまるで精密画のように語られてゆく。物語は、丹念に、丁寧に、淡々と進んでゆく。キャシー自身が背負っている宿命が明かされた瞬間も、そしてへールシャム後のこともすべてが淡々と描かれている。 キャシーが
本 本が好き!様より献本御礼。16歳の誕生日に宇宙船をプレゼントされたコーティ・キャスは、広大な宇宙に一人冒険の旅に出る。ざわめく宇宙港、そこでは遭難者が出ている事を伝えるニュースが流されている。冒険の旅に必要なものを購入し、宇宙船に詰め込む。コールドスリープから目覚めた彼女は漂流している通信カプセルを拾い、そして未知の宇宙生命体とファーストコンタクトに成功する。宇宙生命体は自分の事をシロベーンと名乗り、コーティとシロベーンはすぐに友達になる。そしてコーティは漂流していた通信カプセルを流した宇宙船が着陸している惑星へと向かう… この本に書かれているのは、コーティとシロベーンの友情だ。愛はさだめ、さだめは死 (ハヤカワ文庫SF)で1973年度ネビュラ賞を受賞したジェイムズ・ティプトリージュニアの傑作が「読みやすい」形になっているのだ。「ページをめくる楽しさ」は折り紙付きだ。エンディングまで飽
雑感 明日(マジでか?)の納品に向けて「ええい」お仕事中なid:ululunでうはてブは仕事の合間にでも出来るけど、エントリ起こそうとなるとそれなりの時間が必要だよね、って事でエントリにするつもりでエントリに出来そうにないあれこれを詰め合わせて掲載しときます写真はiphoneで撮影したんでピンぼけなのは仕様ですww ◆ツンデレ液晶ワンセグテレビが当選したでござるサンプラザのビヤガーデンでアンケートに答えたら、液晶ワンセグが当選した。で、調べたらこの液晶テレビ、ツンデレ機能が搭載されているらしい。仕事が終わったら試してみたい。 ◆スクリーントーンに付箋を貼るというライフハック皆さん毎日のようにスクリーントーンを使用していると思いますが(どんな認識なんだよそれ)、使いかけのスクリーントーンをTOOLSで貰ったトーン箱に重ねて机の横に置いておくと「71…71あれへんやん!」ってなって、探すのだけ
去年にはてなで「十大小説」がはやったときに、みくしで書いたものを再掲します。アンソロジーとして組んだのではなく、思いつきですきなのをいれてみた。テーマは「死に関する10本」。でも10本より多くなっちゃった。女子高の文芸部の副部長センスについては突っ込まないこと! では、どうぞ。 深沢七郎「白鳥の死」 たぶんいままでにいちばん買い求めた文庫本は「楢山節考」。収録された短編はどれもすき。これは正宗白鳥とのことをを書いたもので、植木等についての数行をよく読みます。ところでこの文庫のタイトル、「楢山節考」ではなく「東京のプリンスたち」だったらもうすこし女子に読まれていたと思うよ。 レイモンド・カーヴァー「父の肖像」 「死に関する10冊」なら、カーヴァーだと「使い走り」からチェホフにつなぐのがきれいな流れだと思うけれど、ぽん、と、でてきたのはこちら。レイモンド、という名前はレモネードに似ていて、その
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