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ブックマーク / stillblue.ti-da.net (4)

  • アルファ・ラルファ大通りの脇道:「おぱらばん」 堀江敏幸

    コードウェイナー・スミスの「アルファ・ラルファ大通り」は偶然と必然の織りなすタペストリーなのだが、その脇道を歩いていてもほんの少しの偶然と必然ぐらいはある。 というかここは、日々思ったこととか読んだの感想とかそんなものを書き溜める日記のようなものである。 著 堀江 敏幸 販売元/出版社 新潮社 発売日 2009-02 Amazon/bk1/楽天ブックス こういう文章を読ませられてしまうと参っちゃうよねえ。 これが誰がどう見ても小説でしかないとわかる文章だったならば、別に構わないんだけれども、小説なのかエッセイなのかよくわからないというかそんな分類などどうでもよくなってしまう文章だから参ってしまうのだ。 自分ごときがこんな駄文を書き連ねていて良いのだろうかと思ってしまうし、あまりにも自分の文章の下手さ加減に嫌気がさしてしまう。 もっとも、比べる事そのものが間違っているといえばその通りなのだ

    アルファ・ラルファ大通りの脇道:「おぱらばん」 堀江敏幸
    inmymemory
    inmymemory 2009/05/22
    "コーネル・ウールリッチは街の描写がうまくって、しかもほとんど描写しなくっても都会の雰囲気を出すことができたのだが、堀江敏幸もウールリッチに負けず劣らず、描写がうまい"
  • シャルビューク夫人の肖像

    コードウェイナー・スミスの「アルファ・ラルファ大通り」は偶然と必然の織りなすタペストリーなのだが、その脇道を歩いていてもほんの少しの偶然と必然ぐらいはある。 というかここは、日々思ったこととか読んだの感想とかそんなものを書き溜める日記のようなものである。 著 ジェフリー フォード田中一江 販売元/出版社 ランダムハウス講談社 発売日 2008-03-01 Amazon/楽天ブックス はたして描く相手の顔を見ずして、声と相手の語る物語からイメージだけで肖像画を描くことができるのだろうか。 『白い果実』では観相学なるものを担ぎ出していたり、「アイスクリームの帝国」では共感覚を題材にしていたりするので、作者自身はそれほど突拍子もないことではないと思っているのかも知れない。 まあそのあたりはともかくとして、シャルビューク夫人の語る物語は面白い。結晶言語学なる怪しげな学問から始まり、はたしてこの物

    シャルビューク夫人の肖像
  • アルファ・ラルファ大通りの脇道 : 続編テーマのアンソロジー

    コードウェイナー・スミスの「アルファ・ラルファ大通り」は偶然と必然の織りなすタペストリーなのだが、その脇道を歩いていてもほんの少しの偶然と必然ぐらいはある。 というかここは、日々思ったこととか読んだの感想とかそんなものを書き溜める日記のようなものである。 『地球の静止する日』に収録された「ロト」に関して、続編の「ロトの娘」も収録されれば良かったのになあと書いたら、続編の方も読んだけど嫌な話だったというコメントばかりでちょっと悔しい思いをしたことがあったけれども、まあそのうち何とかして読んでみようと思っていたらずいぶんと歳月が流れてしまった。そこでちょっと気合いをいれてSFマガジン99号を探してみたら意外と簡単に見つかったので早速読んでみることにした。 確かに嫌な話で、前作の「ロト」が気になった人には是非とも読んでもらいたい嫌な話なのだが、残念ながらこのまま埋もれてしまう作品であろうなあ。

    アルファ・ラルファ大通りの脇道 : 続編テーマのアンソロジー
  • 名短篇、ここにあり

    コードウェイナー・スミスの「アルファ・ラルファ大通り」は偶然と必然の織りなすタペストリーなのだが、その脇道を歩いていてもほんの少しの偶然と必然ぐらいはある。 というかここは、日々思ったこととか読んだの感想とかそんなものを書き溜める日記のようなものである。 編 北村 薫、宮部 みゆき 販売元/出版社 筑摩書房 発売日 2008-01-09 Amazon/楽天ブックス べず嫌いってのは損なんだよなあとつくづく実感してしまった。 半村良や小松左京はSF系なので読んではいるが、ミステリ系の多岐川恭や戸板康二や松清張あたりは、わず嫌いでほとんど読んでいない。 とくに松清張なんかは謎解きミステリとしても凄いのは知っていながらも、「社会派」という印象がこびりついてしまっているので毛嫌いしていた面もあったんだけど、松清張の「誤訳」を読んで目から鱗が落ちる思いをした。やっぱり凄い。 それ以外の作

    名短篇、ここにあり
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