子供の頃から絵が得意だったが、受験時代に一般大学にするかギリギリまで進路を決めかねて対策なしでも入れる三流美大に入学。 治療はしてないが間違いなくADHD。 現在はWEB関係の仕事につけてはいるのだが、基礎的なデッサン力がなく。 モヤモヤは30代になっても残り続け。8年ほど前から緩く絵画教室に通い始める。 しかし謎のモヤモヤは消えない。やはり美大予備校ほどの真剣さはない。 憂さ晴らしブログです。
![10年デッサン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/675ab870db9ec1bdb10c31f892ca4ca8cf0d73a4/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Faceartacademy.net%2Fwp-content%2Fthemes%2Fcocoon-master%2Fscreenshot.jpg)
リバティ/インペリアル (1961年–1965年) A&M (1965年–1969年) ブルー・サム (1968年–1974年) ワーナー (1974年–1978年) A&M/ホライズン (1978年–1979年) ワーナー (1979年–1990年) エレクトラ (1990年–1995年) GRP/ヴァーヴ (1994年–2011年) トミー・リピューマ(Tommy LiPuma、1936年7月5日 - 2017年3月13日[1])は、アメリカ合衆国の音楽プロデューサー、ヴァーヴ・ミュージック・グループ会長。オハイオ州クリーブランド出身[2]。1968年にボブ・クラズノーが設立したブルー・サム・レコード[3]に、リピューマとドン・グレアムも加わった。 マイルス・デイヴィスやポール・マッカートニー、イエロージャケッツ、ジョージ・ベンソン、ダイアナ・クラール等、数多のアーティストをプロデュー
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "音楽理論" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2011年12月) 音楽理論(おんがくりろん、英語:music theory)とは、音楽学の一分野で、音楽の構造や手法を理論立てて説明するもの、またその論。 西洋音楽の音楽理論のうち一般的な事柄をまとめたものを音楽通論といい、楽譜の読み書きに用いる規則をまとめたものを楽典という[1]。 古代から中世にかけてのヨーロッパでは、音楽は自由七科の一科目として取り上げられ、文法学・修辞学・論理学などと同じように数学的・哲学的に理論立てられ説かれてきた。 歴史的に知られた音楽理論家には、音の
カテゴリ「楽式」にあるページ このカテゴリには 124 ページが含まれており、そのうち以下の 124 ページを表示しています。
カテゴリ「記譜法」にあるページ このカテゴリには 50 ページが含まれており、そのうち以下の 50 ページを表示しています。
演奏記号(えんそうきごう)は、五線記譜法による楽譜にあって、演奏をするために必要なさまざまな記号のうち、五線、音部記号、拍子記号、音符、休符、調号、臨時記号などをのぞいた、重要であるが記譜法上必要不可欠な要素ではない記号をいう[注釈 1]。演奏記号には、文字を用いてことばによって示すものと、それ以外のマークやシンボルによるものとがある(どちらも記号と呼ばれる)。 文字を用いる記号を標語という。標語は基本的にイタリア語で書かれる。声楽曲の場合にはその曲の歌詞の言語で書かれることもあり、器楽曲でもドイツ語やフランス語で書かれることもあるが、全体としては例外的である。また、標語を含めた様々な音楽用語を楽語と呼ぶことがある。 以下に示される訳の多くは、一般的な訳によっているため、必ずしも音楽表現に最適の訳とは限らない。関孝弘のように、「専門用語としてではなく、日常用語としての理解が必要」と特にイタ
楽器を練習しようという人にとって、 絶対に避けて通れないのが「楽譜」との付き合い。 楽器ユーザーの中には「楽譜と聞いただけでアタマが痛くなる」 …なんてKIDSも少なくないけれど、 ここでは初歩的な楽譜の読み方について、 できるだけわかりやすく説明しておくことにしよう。 基本的な約束ごとを覚えてしまえば、それほど難しいものではないのだから、 じっくりとながめてほしい。 では、レッツ・ゴー!
Be the first to find out about GRAMMY nominees, winners, important news, and events.
個人的にブラコンがブームなので、ひさびさに聴きなおしてみましたが、やはりこれは大傑作。ジューニーことウォルター・モリソンは、オハイオ・プレイヤーズを売れる前に脱退し、ファンカデリックの「ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ」('78)でも大活躍したP−FUNK系の主要人物。 ジョージ・クリントンが「天才」と呼び、細野晴臣の愛聴盤であり、小西康陽がダン・ヒックスと並べて紹介しているジューニー。メリハリの効いたビートがいかにもこの時代らしいブラック・ミュージックの典型ですが、軟弱な歌声と美メロと女性コーラス、それにホーンやブヨブヨしたシンセまで、何もかも最高です。 ファンキーでのユーモラスなアプローチもさることながら、バラードも泣かせます。ブラック・ミュージックらしからぬロック調の曲でみせるハードさには、「売れる前のプリンス」っぽいところも。でも全体的には洗練されてジャジーな雰囲気。内容が
Account Suspended This Account has been suspended. Contact your hosting provider for more information.
ただいまのBGMはPRENTICE & TUTTLEの1971年にリリースされた『PRENTICE & TUTTLE』なり。ボストンのマイナーSSWデュオでこの1stは400枚プレスという自主製作盤。まぁ知る人ぞ知るといったレベルなんですが、その筋の方々には認知度もあり評価も高い。特に海外では人気が高く、そのあまりにも激レアなオリジナル盤はとてもじゃないけど手が届かないような高根の花ですねぇ。でもそんな激レア盤も今ではCD化されてるんだから恐れ入ります。 ギターとピアノだけのシンプルな演奏。いわゆるフォークで、ややクセのあるボーカルも含め聴き手を選ぶタイプなのかもしれないけど、そのピュアな歌の数々には胸を打つものがあります。説明は難しいけど自主盤ならではの生々しい響きがリアルに耳に訴えかけるんですよね。全曲オリジナルで、ずば抜けた名曲があるというわけでもないんだけど、どの曲もレベルは高いで
ただいま連続出勤記録更新中です(笑)。 もうこの年で貫徹はキツイな〜(今年に入って何度目だ??)。ちょっと寝て、今日も仕事してるし・・・。最近ほとんど音楽を聴いていませんが今日はちょっと時間があるので、久々に素晴らしい1枚を聴いてまた寝よう。もう睡眠を体が欲しがっているので・・・。 LAZARUSの『LAZARUS』。1971年リリースの彼らの1st。まさにウルトラ名盤と言ってしまいたいくらい、好き過ぎて死にそうなくらいです(笑)。全曲が名曲で全曲が切なさに溢れてるんですよ。聴くたびに胸を締め付けられます。時々(何度も?)このアルバムを取り上げては同じような事を書いてますが、何度でも書いていきたい、いや書かずにはおれない名盤中の名盤なんです。 ベアズヴィルからのリリースですが、あまり強烈なウッドストック・サウンドの香りは感じません。もっと美しいフォーキーなサウンド。こんなに素晴らしいのに未
もう事件といってもいいでしょう。ハッキリ言って2月にして今年の「発掘音源大賞」に決定といってもいい素晴らしいCDがリリースされました。いた、本当にもうスゴイです。 いつもチェックしているココで紹介されているのを見て、即オーダーですよ。で、本日我が家に届いて、今ちょうど聴きながらブログを書いている次第。そう、ただいまのBGMはMARK HENLEYの『LIVE AT CHARLOTTE'S WEB』なり。その名の通り、CHARLOTTE'S WEBというたぶんコーヒーハウスでのライブ盤。1974年から1978年までの音源がまとめられているようです。それもなんと28曲も!!!!! MARK HENLEYの唯一のアルバム『RIVERSONG』は既にCD化されており、そちらはかなりの評判を得ています。フォーク系SSWアルバムの最高峰に近いともいえる素晴らしい内容で、個人的にも愛聴盤ベスト10の1枚
December 03, 2004 "Retrospective" Herman's Hermits 少し前にmayuさんの"リラクゼーションの殿堂! 温泉・音楽・グルメ等"で自分がポロッとミッキー・モスト関連の記事を書くとコメントしましたので、それからは自分の少ない手持ちのミッキー・モスト関連の音源を聴いていて、どのアーティストを取り上げようかと色々考えましたが、今回はミッキー・モストがプロデュースしたいろんなアーティストの中で、もっともメジャーなポップ・グループで数多くのヒット曲を持っているハーマンズ・ハーミッツのベスト盤『Retrospective』をご紹介したいと思います。 今回紹介するハーマンズ・ハーミッツの話をする前に、プロデューサーであるミッキー・モストについて簡単に書いておきます。オールディーズを聴かれている方ならご存知の方は多いと思いますが、このミッキー・モストという人は
変わらないこと。 畢竟は、そこに自分の弱さと強さを見出すことになる。 追憶の内に永遠を冷凍保存しようと、 無理を承知で、変わらないという奇跡を探している。 変わらない想いを託した歌を聴きながら。 <朝> 「もしもし。出発までの時間に聞いてほしい曲があるんだけど」 「どうしたの?」 「いいからCDの棚を見てよ。 大切なものほど右側に並べているんだけれど」 「そんなの初めて聞いたわよ」 「まあまあ。一番右側を見ると、ビリー・ジョエルと佐野元春があるでしょ?」 「どこどこ?うん、あった」 「どちらも3曲目を聴いて欲しいんだけど。特に歌詞をね」 「あなたはいつも詞が重要なのよね」 「そう。あなたなら気付くと思うけど、 その2曲は曲調も歌詞も共通点があるんだ」 「なに?私へのメッセージ?」 「そんなんじゃないよ、ばーか」 「ふーんw。まあ聴いてみるね」 「お。じゃ」 「いってらっしゃい」 「またね」
コードウェイナー・スミスの「アルファ・ラルファ大通り」は偶然と必然の織りなすタペストリーなのだが、その脇道を歩いていてもほんの少しの偶然と必然ぐらいはある。 というかここは、日々思ったこととか読んだ本の感想とかそんなものを書き溜める日記のようなものである。 『地球の静止する日』に収録された「ロト」に関して、続編の「ロトの娘」も収録されれば良かったのになあと書いたら、続編の方も読んだけど嫌な話だったというコメントばかりでちょっと悔しい思いをしたことがあったけれども、まあそのうち何とかして読んでみようと思っていたらずいぶんと歳月が流れてしまった。そこでちょっと気合いをいれてSFマガジン99号を探してみたら意外と簡単に見つかったので早速読んでみることにした。 確かに嫌な話で、前作の「ロト」が気になった人には是非とも読んでもらいたい嫌な話なのだが、残念ながらこのまま埋もれてしまう作品であろうなあ。
適当にリンクぽちぽちやって飛んでいたらネット小説にはまりましたというのがあったのでこれを素材に料理を。ただの布教用エントリですが! オススメのサイトと作品とりあえず一次創作の完結済or短編限定。 もう新規開拓はほとんどしてないのでわりと昔からある有名サイトがほとんどですが。 へいじつや やおろずが面白かった人はどれ読んでも当たりだと思います。 現代からファンタジーからラブコメから各種様々。内容的には「すんごい笑いとりにくるんだけどしんみりしたりきゅんとなったりちょっとええ話」系? オススメ 長編:人喰い魚が人になる 短編:「出席番号二十五番の幽霊」「パパは魔王」 「人喰い魚が人になる」はピラニアが人間になる話です。全三部で今第2部連載中。(第1部だけでも読めます) でも一番好きなのは幻術の迷宮路なんだ。ガチで。 Lis Sucre 読んだのは或る少女の肖像(長編)
人の心が読める超能力を持つ少女、火田七瀬を主人公にした〈七瀬もの〉3部作は、筒井康隆の作品のなかでも、とくに人気のあるシリーズです。3部作の中では、第2作『七瀬ふたたび』が、飛び抜けて知名度と人気があるようです。超能力者たちを巡るアクション小説の趣のある作品ですが、スピーディな展開といい、面白さは抜群です。ドラマ化された作品で覚えがある方もいらっしゃるでしょう。 その点、シリーズ第1作である『家族八景』は、『七瀬ふたたび』に比べると、少し地味な作品であることは否めません。ですが、漫画家、清原なつのは、今回、あえてこの作品の漫画化に挑戦しています(清原なつの『家族八景』角川書店 KADOKAWA CHARGE COMICS)。 原作は、お手伝いとして様々な家庭に入り込んだ七瀬が、ひとびとの心理を見聞きする…というコンセプトの異色心理作品です。あまり展開に動きのある作品ではなく、あくまで人々の
⇒10代で読んでいないと恥ずかしい必読書 最近はどうかわからないけど、この手のいわゆる古典の部分は昔は中公で全書があったので、本の虫がページ食うみたいに読めたし、翻訳が変でもそれなりに読める。 で、理解できるかというと、理解もできる。ちょっと僭越な言い方だけど、解説ページにスキームが載っているのでそれで整理すればいい。 で、その上でどうかなのだけど。 この手の古典は、本当にタフなのだ、というのは、40歳くらいまで格闘してみて、愕然とする感じかな。まあ、少なくとも私の場合は。 ⇒極東ブログ: [書評]反哲学入門 (木田元) 追記 ⇒http://anond.hatelabo.jp/20080313030006 こちらもけっこう読んでいるなとか思うが。 『聖書 新共同訳』はちょっと微笑ましい。新約聖書と旧約聖書を含めているのだろうと思うけど、これは普通はそのままでは読めない。ユダヤ教の歴史とか
時間物小説、ラノベ・SF小説の感想を紹介しています。タイムトラベルロマンスといえばこれ"時空をこえた愛" ってやつです。 タイムトラベルと恋愛って意外としっくりくるのです。 今回は男性にも読めそうな本をピックアップ! ・前回の特集、タイムパトロール小説 ◇ある日どこかで 感想 男女問わず、たくさんの方におすすめ頂きました。 映画版も有名みたいです。 19世紀末の舞台女優と、1970年代の青年の、時間を越えた恋の物語。 ◇君の名残を 感想 源平合戦の時代にタイムスリップしてしまうお話。 こちらは血を吐くような愛をたんたんと描写していることが、 よりせつないさを強調させているような?ラブストーリィです。
新着情報 ☆芥川賞受賞作特集☆ 玄侑宗久 「中陰の花」2007.8.28.追加 長嶋有「猛スピードで母は」2007.8.28.追加 金原ひとみ 「蛇にピアス」2007.8.20.追加 綿矢りさ 「蹴りたい背中」2007.8.20.追加 吉村萬壱 「ハリガネムシ」2007.8.20.追加 大道珠貴 「しょっぱいドライブ」2007.8.20.追加 吉田修一 「パーク・ライフ」2007.8.20.追加 登録作品数が160冊になりました。(2007.8.19.) モブ・ノリオ『介護入門』2007.8.19.追加 阿部和重『グランド・フィナーレ』2007.8.19.追加 中村文則『土の中の子供』2007.8.19.追加 諏訪哲史『アサッテの人』2007.8.17.追加 青山七恵『ひとり日和』2007.8.17.追加 伊藤たかみ『八月の路上に捨てる』2007.8.17.追加 著者名索引 カテゴリ別索引
昨日。夜になってから、ポーっとした状態を少し立て直そうと、地元の本屋に出かける。城アラキ『バーテンダー』(集英社、2007)の9巻を買う。主人公佐々倉溜がホテルのバーテンダーになる、という展開。「サンチアゴに雨が降る」のエピソードが引かれていて、この事件(ピノチェトのクーデター)が9月11日に起こったということを知った。 『嵐が丘』の後遺症が続いていてなかなか本を読む気になれなかったのだが、どういう風にしてでも少し流れを変えようと思い、本を探す。こういうときにいいのが光文社の古典新訳文庫だ、と最近思う。こちらの方も高く評価されていて、我が意を得たりという思い。ホイットマン『おれにはアメリカの歌声が聴こえる―草の葉(抄)』(光文社古典新訳文庫、2007)を購入。題名は金関寿夫訳『おれは歌だ おれはここを歩く アメリカインディアンの詩』(福音館書店、1992)を思い出させたが、たしかにホイット
夜中に起きて(現在9月11日午前1時半)この文章を書いている。暑い。昨日は朝5時半に起きたせいか早く眠くなって10時半には床に着いた。そのせいで逆に早く目が覚めてしまった。ちょっと早すぎる。ただ、朝起きてから書こうと思っていた文章がいくつかあるのでついでに書いておくことにする。 昨日。午前中にいろいろ家事を済ましてからパソコンに向かっていたら友人から電話がかかってきて話す。だいぶ話したいことが溜まっていたので、かなり長くなった。昼までに出かける。地元のイタリアンレストランでベーコンとアスパラのトマトソーススパゲティを食べてから郵便局、東京三菱UFJ銀行、三井住友銀行と回って地下鉄に乗る。雨が降ってきた。そんなに長い雨にはなりそうではなかったので、その間どこかに行こうと思い、銀座に出る。銀座も小雨。地下鉄の出口から教文館に走る。二階で読むものを物色。特にこういうもの、という意識もなかったのだ
諏訪哲史『アサッテの人』(講談社、2007)読了。感動した。ぼーっとした。しばらく余韻に浸っていた。読み終えたら忘れないうちに感想を書くようにしているのだけど、この本は感想を書いてしまったらその余韻が消えてしまうような気がして、なかなか感想を書くのに取り掛かる気になれなかった。読み終えて、しばらく転寝して、テレビを見て、散髪に行って、それから書いている午後4時。 私にとってバイブルといえる本は今まで何冊かあった。主にマンガなのだが。高野文子の『絶対安全剃刀』など。そういうものに匹敵するのではないかという気がする。最近は同じものを何度も読むということもなかなかないのだけど。考えてみれば『NANA』がそういう感じになってるけど。 どもりだった叔父がある日突然どもりを脱したとき、言葉の罠に捕らえられていることに気がつく。私なりの読み方でいえば、言葉というのは表現部分(音とか文字とか、表象と言って
鍵のかかった部屋 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) ポール・オースター,柴田 元幸,Paul Auster 白水社 このアイテムの詳細を見る いわゆるアメリカの現代小説、それも純文学(?)の作品を読んだのは、これが初めてかもしれない。読んだことがあったとしても、覚えていないのだから読んだ内に入っていないだろう。英語圏の作品はイシグロやクッツェー、ナイポールといったところを読んではいるが、アメリカの作品は少し雰囲気が違うし、むしろ日本の現代小説に近い感じがする。特に村上春樹には似ているところがかなりある。というより、村上春樹よりもずっと読みやすい。村上はなんというか、風俗を描くところがかなりあざとい感じがするところがあるのだが、オースターの描写は非常に自然で、こちらの方が私の好みだ。 この親近感というのは、ヴェンダースの映画『パリ、テキサス』で夜中の自動販売機スタンドが映されたときの感じを
昨日。とりあえずの日記をアップしたあと、4時ころまでかかって村上春樹『海辺のカフカ』を読了。ある意味スピリチュアルであり、神話の構造を使ったというより神話そのもの的であり、「かえる君、東京を救う」的であり、『ねじまき鳥クロニクル』に匹敵する渾身の大作、という感じだった。「オイディプス王」を根本にすえているので、おそらく欧米の読者にも読みやすい作品なのだろうと思う。帯に「ハーバード・ブックストアで1位」と書いてあるし。 とりあえず外出する。ぼおっと『海辺のカフカ』の中の登場人物のことなどを考えながら。一番共感を覚えるのは「大島さん」の存在だな。この人がどういう人かを書くとややネタばれなので遠慮するが、非常に中間的というか境界的というかどこにも属さないという感覚を自分の知性と意志によって平常に保っている姿に自分自身のある種のイデア、あるいはあるべき姿のようなものが投影される。資産家が残したのん
昨日。村上春樹『スプートニクの恋人』読了。なんだかぼおっとしてしまった。なんというか、うまく言えない。ディテールについてはいいたいことは結構あるのだが、とりあえずそういう問題ではない、という感じだ。村上の短編は奇妙な感じというのがあるが、『スプートニクの恋人』はラスト近くを読んでいるとなんだか気が遠くなるような感じがしてきた。いろいろ始末のつかない感情や感覚や思考が出てきてぼおっとしてしまうと言うか。普段は仕舞っていてなるべく外に晒さないようにしている、というよりそういうものが仕舞い込まれていたということさえ忘れていたような感情や感覚や思考が次々に繰り出されると言う感じである。短編でもそういうものを部分的に感じはしたのだが、長編になるとその露出が本格的になり、あとで自我を収拾するのに一日くらいかかる、『スプートニクの恋人』というのはそういうところがある。 『スプートニク』のもとの意味は旅の
今日は朝から荒れ模様だ。風は強いし、雨も断続的に強く降っている。春の嵐。この部屋は、外の様子がよくわかる。家の後ろの、桜はそれでも、だいぶ開いてきた。もう数日で見頃になるだろう。 昨日は午前中散歩に出かけ、お城の桜を見に行ったのだが、まだここも満開というほどではなかった。しかしもう花見気分の人たちはたくさんいて、お城の護国神社も華やいだ雰囲気だった。染井吉野だけでなく、やや紫がかった私の好きな桜(里桜系だと思うのだが、品種はわからない)も咲いていて、満足だ。昨日は水曜で駅前の商店街は休日なのだが、お城の向うの三〇〇メートルくらい歩いた川の向うの書店は開いている。この書店は昔は仕事場の近くにあったのだが、広い場所に移転して、文房具も書籍もそれなりに置いてある。思いついて、この書店に歩いた。村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』が気になっていたので探すと、三冊揃っていた。とりあえず第一部のみ購入。
昨日の夜には雨が上がったと思っていたのだが、朝起きて外を見ると路面は濡れていた。紫陽花も色鮮やかになってきたし、雨の季節がやってきたのだと思う。改修工事は続いていて、今週はベランダの床面の塗装。今朝ベランダを見たら、エアコンの室外機が持ち上げられて、細い鉄棒の四本足の台の上に乗せられていた。 シューベルトのピアノ三重奏曲第一が気になって、今朝もミュージックプラザを聞く。金曜日午後の再放送が月曜朝なのだ。新しいCDの紹介と言っていたから、CDは出ているはずなのだけど、つまり山野楽器では売り切れだったと言うことだ。(確かめなかったけど)急に思いついてカセットに録音する。そこら辺にあった名前の書いてないのに録音したのだけど、今聞いてみたら下に録音してあったのが消えてなくて、不思議なミックスミュージックになっていた。(笑)やはり慌ててはだめだ。もう少しインゼマールを聴いてやはり不満だったら改めてブ
昨日の午前中はいろいろなものに手をつけては止め、という感じだったが、昼食後やはり村上春樹を読もうと思い、駅前の書店に探しに行く。文庫で沢山あるに違いないと思ったのだが、いくつかの出版社で数冊しかなく、しかも「下」があって「上」が無いとか、「第2巻」があって「第1巻」が無いとか、きわめて商売熱心な状態で呆れる。よく見てみたら文庫の揃え方も適当で、売れたものもほとんど補充していないようだ。それでも駅前に他に書店は無いし、いつでも立ち読み客がいるから構わないと思っているのかもしれない。 私の高校時代にはぎっしり本が詰まっている本屋が他にあり、特に岩波文庫や新書は何でもある感じだったが、家庭の都合か何かで閉めてしまい、今では駅前に一軒しかなくなった。ちょっと郊外に出れば蔦屋など大きめの本屋はいくつかあるのだが、歩いていくには大変な距離だ。昔は図書館も駅の近くにあり、気の利いた喫茶店や楽器屋などもあ
フィッツジェラルド・村上春樹訳『グレート・ギャツビー』読了。すばらしい作品だった。村上春樹が「最も影響を受けた作品」と断言するのも十分な理由がある。描写力もすごいが、後半部分の息をもつかせぬ展開もすばらしいし、人間洞察の深さもおそらくはフィッツジェラルド本人も意識していないくらい深いところまで及んでいるように思う。ある意味これは存在が不可能な作品だ。それが幻のようにこの世に現れている。そんな気がしてならない。 『グレート・ギャツビー』は鎮魂で始まり、祈りで終わる。その鎮魂の意味が、最初はわからなかった。しかしその思いがけない深さも、ギャツビーの野望、いや野望というより悲願ともいうべき悲しい「野望」なのだが、が成就しかけて綻び、破綻し、あらゆる人間の不運を背負う結末に至る、そしてその展開の壮大さも、私の想像の域をはるかに越えていた。 「ぼく」がギャツビーに抱く友情もまた、ほとんど信じ難いほど
今日は二十四節気の「啓蟄」。FMのミュージックプラザを聞いていたらそう言っていた。確かにここのところ暖かい。今日の午後は、部屋にいても暖房が要らないくらいの陽射しが窓から入ってきた。暖かくなるとほっとする。二月は寒かったしろくなことがなかったので、三月は暖かくていいことのある月になってほしいものだと思う。次の二十四節気はもう春分だ。 昨日帰郷。車中と着後の空いた時間、カポーティ作・村上春樹訳『ティファニーで朝食を』を読みつづける。これは表題作と短篇が三本掲載されているが、表題作を読了した。 一般にはオードリー・ヘプバーン主演の映画が有名だろう。村上は、カポーティ―がオードリー主演に難色を示したことを書いているが、確かにこの小説の主人公とオードリーはかなり違う。幸いなことに私はこの映画を見ていないので、先入観はわりあい少ない状態で読めたのだが、それでもこの有名な写真のイメージはどうしても避け
ティファニーで朝食を 作者: トルーマン・カポーティ,村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/02/29メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 89回この商品を含むブログ (173件) を見る [要旨] ホリーは朝のシリアルのように健康で、石鹸やレモンのように清潔、そして少しあやしい、16歳にも30歳にも見える、自由奔放で不思議なヒロイン。―第二次世界大戦下のニューヨークを舞台に、神童・カポーティが精魂を傾け、無垢の世界との訣別を果たした名作。 [出版社商品紹介] ニューヨークの社交界を、そして世界の読者を魅了したヒロイン、ホリー・ゴライトリーが、村上春樹の新訳で新しい世紀を歩みはじめる。 なんだか地味な装丁だなあ……と書店で見つけたとき感じたのですが(というか、見つけるのにちょっと苦労しました)、この色は「ティファニー・カラー」で、「映画の写真などは使いたくない」という
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く