地中送電とは 都市や市街地など、送電鉄塔を新たに建てることが難しい地域では、地中送電方式で電気を送っています。地中送電には、電線を油や架橋ポリエチレンなどで絶縁した電力ケーブルを使っています。電力ケーブルは地下に設置された管路や洞道に収容されています。暴風雨、雪などの自然現象の影響を受けないので、安全・確実に電気を送ることができるようになっています。しかし、この方式は送電容量が小さく、建設費が高くなるというデメリットがあります。 洞道 地中送電で、電力ケーブルがたくさん集まる場所や変電所の出口には、トンネル型の「洞道」をつくります。洞道の大きさは、電力ケーブルの数や大きさによって決まりますが、内径が約3~5メートルの大きさです。内部には、照明・換気・排水設備などを設置し、定期的に送電線の点検をおこなっています。 管路と洞道のちがい 電力ケーブル 地中送電に使われる電力ケーブルは、絶縁方式の