昨季ヨーロッパリーグとコパ・デル・レイで共に決勝進出を果たし、そのダイナミックなパスサッカーでヨーロッパ中に大きなインパクトを与えたアスレティック・ビルバオ。そのビルバオが今季、深刻な不振に陥っている。 スタートでつまずいた昨季も同時点では勝ち点12(3勝3分3敗)の8位につけていた上、ELでは3節終えて2勝1分でグループ首位に立っていた。だが今季は国内リーグでは9節終了時点で勝ち点8(2勝2分5敗)の16位に沈んでおり、ELでも1分2敗と1勝もできておらず、早くも自力でのグループリーグ突破の可能性が潰えているのだ。 昨季アスレティックは監督に招へいしたマルセロ・ビエルサの下、ダイレクトプレー主体の伝統的なスタイルから人とボールがめまぐるしく動くパスサッカーへとプレースタイルの転換を図った。 ゆえにチームはビエルサの戦術を理解するまでに時間を要し、ビエルサはベストのシステムと人選を見出すま
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