ケニアのエルワク(El Wak)にある「国境なき医師団」の病院で、栄養不良の子どもを抱く母親(2006年3月4日撮影)。(c)AFP/TONY KARUMBA 【4月26日 AFP】国境なき医師団(MSF)は23日、貧困国への食糧援助が食料価格高騰のあおりを受け、栄養不良の子どもたちを直撃しているとの見解を発表した。 MSFの栄養アドバイザー、スーザン・シェパード(Susan Shepherd)氏によると、食料価格の高騰により、乳幼児が最も必要とする乳製品などの援助が真っ先に減らされるか停止される傾向があるという。 しかし、援助する側は「食料であればなんでも助けになるはず」と考えがちで子供向けの食料が援助されず、「子どもたちの栄養状態は改善されないどころか、病気になったり、死んでしまったりすることもある」とシェパード氏は懸念している。 食料価格は、人口の増加、開発途上国における需要の増大、