最近、共著で大学入学後に初めて学ぶような人を想定した政治学の教科書を書き、二年次配当の政治学原論を講義し、TwitterではG型L型大学とかそういう話が流れてくると、やはりなんで政治学なんて勉強しないといけないのか、ということを考えなおすことになる。まあ研究者としては、一般的な理論、政治という営みについてより良く理解したい、それに貢献したいというのは思うけれども、一般の大学二年生がそういう理由で政治学を学ばないといけない、というのはなんかちょっと違う気がする。何か真理みたいなものがあって、それを究めることは難しいにしてもその一端に触れる、みたいな考え方もあるかもしれないし、そういうきっかけになるとすればそれほど嬉しいことはないけど、それじゃあ別に政治学という経験じゃなくてもいいじゃない、と言われるとそういう気もする。 自分がやってる政治学の授業では、ざっくりいうと自由な個人が集まって何らか