理科教育に優れた教師を表彰するNPO法人ネットジャーナリスト協会主催の「理科の達人先生」に選ばれた中学校長ら5人の海外視察報告会が8日、東京都港区で開かれた。 5人は6月中旬、エネルギー教育などの先進事例視察のため、米国を訪問。報告会には3人が出席した。東京都葛飾区立桜道中の立沢比呂志校長らが、見学した宇宙センターや原子力発電所の取り組みなどを報告。立沢校長は「日本では探究的な学習をもっと重視すべき。福島第一原発事故を受け、学校で原子力発電をどう扱うかは大きな課題だが、放射線に関する指導は適切に展開する必要がある」などと述べた。 報告会には、鈴木寛・文部科学副大臣ら約30人が出席した。