今年4月にリニューアルオープンする「かわさき宙(そら)と緑の科学館」(青少年科学館)を盛り上げようと、新しい名物づくりが進んでいる。16日、専修大学の学生が商品名を検討していた地ビールの名前が「スピカ」に決まった。青少年向けのイメージから脱却した新たな集客に一役買いそうだ。 ビールの命名は、地域活性化の一環として多摩区役所地域振興課が同大商学部の前川ゼミに依頼した。商品を提供するのは小口醸造のビールとして市内で初めて免許を取得した登戸の「クラフトビア・ムーンライト」。科学館用にホップを効かしたコクのある味わいに仕立てるという。 命名したこの日、学生は科学館のプラネタリウムにちなんで「昴」や「ポラリス」など星の名前を候補に挙げた。語呂のよさや「穀物の穂」を意味することから「スピカ」に決めた。 スピカを提案したひとり、高村ちとせさん(2年)は「自分たちが考えたアイデアで商品が出来上がっていくの