近代化産業遺産に登録されている日光市の足尾銅山跡の施設で、計器類の盗難、展示品の破損、外壁の落書きなどが後を絶たず、所有する古河機械金属が防犯設備を強化するなど対応に追われている。今月も国産第1号とされるビリヤード台の装飾がはがされているのが見つかった。マニアが売買目的で持ち去った可能性が考えられるという。世界遺産登録の動きや町おこし活動と連動し、同社は施設の公開を進めているが、水を差す行為に対し「被害程度によって、刑事的な対応も考える」と警告している。 近代化産業遺産は、経済産業省が日本の産業近代化に貢献したと認定した文化遺産。足尾銅山遺産群は2007年、製錬所、火薬庫跡、水力発電所跡など計22カ所が指定された。このうち19件が同社の所有となっている。 同社は、遺産群の文化的価値を踏まえ、環境学習のフィールドを提供する目的や町おこしに貢献するために遺産の公開を進めてきた。01年から週末に
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