外国人留学生に本県の文化芸術を理解してもらい、帰国後PRしてもらおうと、県は13日、県内の大学などに在籍する外国人留学生を対象に、指定の県有文化施設の入館料を無料とすることを明らかにした。 県内には2013年5月現在、約750人の外国人留学生が在籍。実施期間は留学期間中のみで、本年度は7月中旬から開始予定。留学生自身が在籍校に申請すると、県内の大学、大学校、高等専門学校など19校でつくる「大学コンソーシアムとちぎ」が証明書を交付。証明書と学生証を施設に提示することで、入場料が無料となる。 無料になる施設は次の通り。県立美術館、県立博物館、子ども総合科学館、日光自然博物館、とちぎ花センター(鑑賞大温室)、なかがわ水遊園、井頭公園(花ちょう遊館)、日光田母沢御用邸記念公園、とちぎ明治の森記念館、しもつけ風土記の丘資料館、なす風土記の丘資料館
増え続ける収蔵品の保管が課題となっている県立博物館(宇都宮市睦町)で、整理されていない収蔵資料が約27万点に上ることが●日までに、県の調べで分かった。植物や昆虫の標本がほとんどで、外部の専門家による判定を踏まえた分類作業が必要だという。整理済みの収蔵品と合わせると、博物館が保管する資料は70万点を超える。県は市町との共同管理も視野に、今後の保管方法を検討する。 県県民生活部は「ある程度整理する中で、市町との共同管理や、ほかの博物館へ貸し付けるという方法もある。基本的には(採取された)地元で保存するのが望ましい」としている。 未整理の収蔵資料は外部から寄贈されたり、調査研究のために収集したりしたもの。植物や昆虫など、小さな標本が多い。最終的に分類が確定するまでには、時間がかかるという。 博物館は開館から30年がすぎたが、博物館法は収蔵品を廃棄することを認めていない。県議会生活保健福祉常
【那珂川】町は、県教委から移管要請を受けていた小川の「県なす風土記の丘資料館」を2015年度から引き受け、管理運営することを決めた。県が進める県有施設見直しの一環。12年に同館湯津上館を大田原市へ移管したのに続くもので、現在の指定管理者の期限後に移管となる。 同資料館では小学校などの歴史教育、総合教育の場として活用し、企画展や特別展を年5回開催し、講演会やシンポジウムを行ってきた。 町では県教委から要請を受け、庁内に検討委員会を設置。(1)湯津上館の大田原市への移管(2)運営に支障にならない施設の修繕-などから移管を承諾した。 町は移管後も県が策定した風土記の丘構想を継承する。今後は、町文化財や小中高校への出前授業、文化財団体などの育成の拠点施設として運営していく考え。
県立博物館(宇都宮市睦町)が管理する収蔵品が収蔵庫を埋め尽くし、本県の歴史や文化を伝える貴重な財産の適正保管が難しくなっている。資料は庫内の通路をふさぎ、外の廊下まであふれるありさま。放置すれば収蔵品の劣化、破損につながりかねないだけに、保管場所の確保は待ったなしだが、同館は「県財政が厳しい中、改善策が打てるのか難しい問題」と頭を抱えている。 同館は約31万点の資料を収蔵。本県の歴史や民俗などを扱う「人文系」と動植物の生態などを紹介する「自然系」の約7300点を常設展示する。 一般の目に触れるのは収蔵品のごく一部。大半は温度20℃、湿度55%前後に保たれた七つの収蔵庫に保管され、調査、研究などに活用されている。多くは寄贈品や収集品で、年によってばらつきはあるものの年間数百~数万点ずつ増えている。 「廃棄してもいい収蔵品もあるのでは」との声もあるが、博物館法は管理や教育活用などが目的のため、
近代化産業遺産に登録されている日光市の足尾銅山跡の施設で、計器類の盗難、展示品の破損、外壁の落書きなどが後を絶たず、所有する古河機械金属が防犯設備を強化するなど対応に追われている。今月も国産第1号とされるビリヤード台の装飾がはがされているのが見つかった。マニアが売買目的で持ち去った可能性が考えられるという。世界遺産登録の動きや町おこし活動と連動し、同社は施設の公開を進めているが、水を差す行為に対し「被害程度によって、刑事的な対応も考える」と警告している。 近代化産業遺産は、経済産業省が日本の産業近代化に貢献したと認定した文化遺産。足尾銅山遺産群は2007年、製錬所、火薬庫跡、水力発電所跡など計22カ所が指定された。このうち19件が同社の所有となっている。 同社は、遺産群の文化的価値を踏まえ、環境学習のフィールドを提供する目的や町おこしに貢献するために遺産の公開を進めてきた。01年から週末に
路線バスを運行する東野交通(宇都宮市平出工業団地)の黒磯営業所に勤務していた男性運転手(66)が昨年4月ごろから約半年間にわたり、車いすの男性客の乗車を拒否していたことが28日、同社への取材で分かった。男性運転手は男性客が利用するダイヤに乗務する際、配車された乗車口にスロープの付いた低床型バスには乗らず、通常型バスで走行。スロープがないため車いすの男性客は乗車できなかったという。運転手は、この男性客が利用するサイクルに合わせて、故意に設備のないバスを選択したという。関東運輸局は道路運送法違反(乗車拒否)にあたる可能性もあるとみて同社への処分を検討している。 同社によると、男性運転手は定年後に再雇用された勤続30年以上のベテラン。黒羽車庫(大田原市)を発着点とする三つのダイヤに乗務していた。 男性客は週3日、決まった時間に同市内の停留所から乗車。同車庫には低床型2台を含む計4台のバスがあり、
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