設立の趣旨 柿生・岡上は川崎市内でも有数の古代遺跡が多数発見された地域であり、また数多くの歴史的遺産や貴重な民俗資料も有している地域でもあります。 このような環境で生活する地元住民の多くから、地域の手でこの貴重な有形・無形の文化財を守るとともに、郷土の文化遺産を地元で展示公開し、発信していきたいという熱い思いが日頃より学校に寄せられておりました。 一方、学校教育の面では、この貴重な文化遺産を児童・生徒にも知らせ、授業では歴史的資料の実物を自らの手で触れ、直接歴史の重みや祖先のエネルギーを実感して郷土に対する思いを育んでもらいたいという思いがありました。 まさに学校と地域の思いが一体となってこの「柿生郷土史料館」が生まれたわけです。「柿生郷土史料館」という名称は、柿生中学校の設立当初の学区である旧柿生村10ヶ村(黒川村・栗木村・片平村・五ヵ田村・古沢村・万福寺村・上麻生村・下麻生村・王禅寺村