地区役員宅を封鎖して盆休みの延長を求める南箕輪村田畑の伝統行事「盆正月」が16日深夜から17日早朝にかけて行われた。玄関を封鎖された小林耕一区長(68)は「今年は手が込んでいるな」と頭を抱え、地区役員に盆休みを1日延長することを電話で伝えた。 小林区長宅には農作物の収穫コンテナや使われていなかった流し台、はしごなどが玄関を封鎖するように置かれ、正月と間違えるように鏡餅やしめ飾りも飾り付けられた。入り口の地面には石灰で「お正月」と書かれ、「封鎖なう。」などと書かれたメッセージボードも。 かつては青年会が取り組んでいたが、現在は地区PTAなどでつくる「田畑の伝統を守る会」が担当。村消防団も手助けしている。今年は20人ほどが前日の深夜に飾り付け、静かに去っていった―と思われる。午前6時ごろ”異変”に気づいた小林区長が玄関を開けようとしたところ「びくとも動かず」しかたなく勝手口から玄関に向かった。
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