タグ

ブックマーク / tmaita77.blogspot.com (4)

  • 教員と全労働者の勤務時間差の国際比較

    の教員の勤務時間が国際的にみて異常に長いことは,何度も示されてきました。このブログでも,その様を可視化したグラフを繰り返し提示しています。 しかるに,「それはどの業種も同じだよ」という声もよく聞かれます。日人の働き過ぎは,どの業種も同じ。教員に限ったことじゃない。平たく言えば,こういうことです。 なるほど。確かにそういう気がしないではないですが,データでみるとどうなのでしょう。教員の勤務時間は全労働者に比してどうなのか。差の程度は,他国に比して大きいのか,それとも小さいのか。2つの国際調査のローデータから,この問いに答えるデータを作ってみました。今回は,それをご覧に入れようと思います。 私は,ISSPが2009年に実施した「社会的不平等に関する意識調査」のデータをもとに,男性のフルタイム労働者について,①週間の平均勤務時間と,②週60時間以上勤務している者の比率を計算しました。また,

    教員と全労働者の勤務時間差の国際比較
  • 家庭の富裕度と学歴展望の関連

    またもや「言わずとも知れた」テーマですが,この点についても,公的調査の統計をもとにデータをつくっておこうと思います。 わが国の大学の学費はバカ高なのですが,そうである以上,大学まで行きたいと考える子どもの率は,家庭の経済状況によって異なるでしょう。中学生にもなれば,家庭の状況を薄々察して,「自分はここまでかな」という見切りをつける生徒も少なくないと思われます。 用いるのは,内閣府の『小・中学生の意識に関する調査』(2013年度)です。児童・生徒とその親を対象とした調査であり,今回の主題に関するデータをつくることができます。ローデータが手元にありますので,自前のデータ操作も可能です。 http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/thinking/h25/junior/pdf_index.html 分析の対象は,中学生618人です。家庭の経済状況,最終学歴展望など,必

    家庭の富裕度と学歴展望の関連
  • 20代のワーキングプア率地図

    1990年代以降,日社会に暗雲がたちこめてきたといいますが,そうした闇の広がりを可視化した統計図をつくっています。 昨日,ツイッターで発信した「20代のワーキングプア率地図の変化」は,そのうちの一つです。各県の20代の有業者のうち,年収が200万円未満のワープアが何%占めるか計算し,それを地図化したものですが,見てくださる方が多いようです。ブログにも転載しておこうと思います。 ご覧に入れるのは,1992年と2012年の地図です。双方とも,総務省『就業構造基調査』の統計をもとに作成したものであることを申し添えます。 http://www.stat.go.jp/data/shugyou/2012/index.htm 地域を問わず,就労しつつも最低限の生活を得るに足りるだけの収入しか得られない「ワープア」が,若者の間で増えていることが見てとれます。ワープア率4割超という黒色が広がってきていま

    20代のワーキングプア率地図
    ironsand
    ironsand 2014/01/26
    就業構造基本調査に基づくマップ
  • 図書館職員の非正規化

    私は公共図書館をよく使いますが,職員さんの名札に「臨時」という文字を見かけることが多くなったように思います。また,ちょっと専門的な調べ事の相談を持ちかけた際,「専任の人が今日は休みなので・・・」と困惑されたことがあります。 「非正規化」とは,今の日の企業社会を風刺するキーワードですが,公の世界も例外ではありますまい。「官製ワーキングプア」という言葉だってあります。今回は,自分が日頃お世話になっている図書館職員さんの生態をちょっと解剖してみようと思います。 社会教育施設である図書館の基統計は,文科省の『社会教育調査』に載っています。公共図書館の職員数は,1990年では16,331人であったのが,2011年では32,402人にまで増えています(指定管理者職員は除く)。ほぼ倍増です。図書館業務の拡張によるものでしょう。 http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/

    図書館職員の非正規化
    ironsand
    ironsand 2013/04/22
    博物館についてもやってみよう。
  • 1