長野県箕輪町の箕輪町図書館は、町誌の「自然・現代編」と「歴史編」をデジタル化し、同館ホームページで公開するアーカイブの運用を始めた。読みたいページを単語から検索できる機能などがあり、自宅や学校で自由に閲覧できる。県立図書館(長野市)や県図書館協会(同)などによると、市町村誌を全文検索できるデジタルアーカイブは県内で初めて。町が小中学校で進める「ICT(情報通信技術)教育」にも活用する方針だ。 自然・現代編は1976(昭和51)年発行で1086ページ、「歴史編」は86年に編さんされ1333ページで、ともにA5判。同館は2冊ずつ所蔵し、貸し出しもしているが、使い込まれて傷んでおり、デジタル保存することにした。 同館ホームページの「デジタルアーカイブコーナー」から閲覧できる。写真や文章を見て読み進めるだけでなく、さまざまな使い方ができるよう、各ページでメモしたいことを付箋のように画面上に表示