氏の際立った特徴としては歌謡性に富んだメロディラインが挙げられる。個性がよくあらわれた曲を最近のタイトルからピックアップすると落ち着いた曲調なら「WOODS OF ELEVATED CORAL REEF」「紡績町パルム」、激しい曲調なら「Make Desperate Efforts」「THEOS-DE-ENDROGRAM」などこれらが氏が作る曲調の典型といえるだろう。 そして優れたメロディメーカーでもある。「THE GUIDANCE OF A WHITE TOWER」「碧き雫 Aoki Shizuku」「DANA」など侘び寂び効かせたメロディは心を捉えて離さない。このいわゆるベタな泣きのメロディこそ今のバックグラウンド音楽化したゲーム音楽にとっては貴重でありそしてファルコムらしさを具現化する要素でもある。氏の作った曲で一番有名な「星の在り処」(原曲:告白)もそういった美点が最大限に発揮され