7月、公的年金保険の財政検証が発表されました。5年に一度行われる「年金の健康診断」ですが、今どんな変化が起きているのか、年金はいくらもらえるのか考えます。
キアヌ・リーヴスが企画製作を務め、クリス・ケニーリーが監督した『サイド・バイ・サイド――フィルムからデジタルシネマへ』(Side by Side-The Science, Art and Impact of Digital Cinema/2012年)は、とりわけ2000年代末ころから、国内外の映画界で喫緊の話題となっている映画産業の「デジタル化」の問題にスポットをあてた長篇ドキュメンタリーです。 映画は、キアヌ自らがナヴィゲーターとして出演し、ハリウッドを中心に、ヨーロッパ各国の現代映画を代表する30人以上の著名な監督、キャメラマン、映画編集者、エンジニア、機材業者たちへのインタヴューから構成されています。その合間には、デジタルシネマの歴史も俯瞰的にたどられます。 本作は、2012年の第25回東京国際映画祭ワールドシネマ部門で上映され、会期中は黒沢清とキャメラマンの栗田豊通によるトークショ
戦後間もない頃から半世紀以上にわたって映画ファンに親しまれてきた映画館「新京極シネラリーベ」(中京区新京極通六角下る)が15日で閉館する。映画館や芝居小屋、寄席が集まり、「興行の街」として知られた新京極で閉館が相次ぐ中、市民らから惜しむ声が上がっている。(二谷小百合) 同館は昭和戦争後、「京極弥生座」として開業。2006年に改装し、「映画の恋人」を意味するフランス語とドイツ語を合わせた造語の現在名で、新しいスタートを切った。 しかし、近年は娯楽の多様化や複合型映画館(シネマ・コンプレックス)との競合などに加え、映画のデジタル化が進み、フィルムでの配給作品が減少。“デジタル化の波”に対応する機材導入が困難なことなどから、閉館を決めたという。 吉永小百合主演の「北のカナリアたち」、野村萬斎主演の「のぼうの城」が最後の上映作品となる。当川賢治支配人は「長年ご支援いただいたお客様に感謝申し上げたい
東日本大震災で被災した岩手県内の映画館が、デジタル化の波にさらされ、対応に苦慮している。 フィルム映画の配給は近く終了する見通しで、新作上映にはデジタル用映写機などが必要になる。復旧費用がかさんだ被災映画館にとって、更なる負担となっている。 映画用フィルムの国内生産は今年3月で終了する見通しで、在庫がなくなり次第、フィルムでの映画配給は打ち切られる。デジタル映像はデータ通信で簡単に全国に送ることができ、配給会社の利点は多い。 一方で映画館は、映写機やサーバーなどを更新する必要があり、1スクリーンあたり約700万円ほどかかるという。全国の約9割の映画館がデジタル化を終えた一方で、集客力の弱い地方の映画館は苦しい対応を迫られている。 沿岸部唯一の映画館、宮古市の「シネマリーン」は2スクリーンともフィルム対応のままだ。デジタル化の費用を捻出しようと昨年12月から、募金活動を開始。賛同した市内の商
2009年、ジェームズ・キャメロン監督作品『アバター』の公開により、一気にメジャーな存在となった3D映画。近年では、劇場公開される多くのハリウッド大作が3D版としても公開されるなど、ますます広がりを見せている。しかし、実は意外にも3D映画の歴史は古く1950年代まで遡り、さらには映画創世記に既にあったという事実がある。また、2Dよりも3Dの方が先に生まれたという説も……。今回は、立体映画の100年に及ぶ歴史をまとめ、仕組み、歴史、作品を完全解説した書籍「3D世紀/驚異!立体映画の100年と映像新世紀」(ボーンデジタル刊)の著者であり、日本及びアジア圏初の3D映画などを手掛けたアスミック・エースのプロデューサーである谷島正之氏と、第25回東京国際映画祭コンペティション部門に於いて、3D映画として初めて受賞(観客賞)を受けた最新作『フラッシュバックメモリーズ 3D』が現在公開中の映画監督 松江
めっきり数が減ったドライブインシアター写真:AP/アフロ[映画.com ニュース] アメリカのドライブインシアターが、デジタルシネマの普及により岐路に立たされていると、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。 ドライブインシアターは、自家用車に乗ったまま映画を鑑賞できる映画上映施設。アメリカで1950年代に一大ブームとなり、ピーク時には全米で4000館を超え、全劇場の25%を占めていた。しかし、シネコンの普及と都市開発の影響により、現在ではわずか368館、全体の1.5%に縮小している。 現在、ドライブインシアターのオーナーの頭を悩ませているのが、デジタルシネマへの移行。ハリウッドのメジャースタジオは本年度中にも従来の35ミリフィルムの配給を終了し、デジタルに完全移行するとみられている。 経営が苦しいドライブインシアターでは、最低7万ドルと言われるデジタル映写機の導入は難しいため、さらに減少するこ
キアヌ・リーブスが製作総指揮をつとめ、映画のデジタル化を巡る問題をハリウッドの著名映画監督やスタッフに訊き、シネマの未来を探るドキュメンタリー映画『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』が現在公開中。これを記念し1月11日(金)、東京・渋谷「アップリンク・ファクトリー」にて、吉田大八監督、山下敦弘監督を迎えてのトーク・イベントが行なわれました。 昨年大ヒットを記録した『桐島、部活やめるってよ』では、「ALEXA」そして「RED」というデジタル・カメラで撮影をしながら“8ミリ・カメラにこだわる映画部”を描いた吉田監督。一方、山下監督は『マイ・バック・ページ』そして最新作の『苦役列車』を16ミリでのフィルム撮影で挑んでいます。吉田監督は『桐島』の中で、神木隆之介演じる映画部の主人公が、ビデオよりもフィルムが良いことを力説するシーンについて、「あれは、神木くんもなぜフィルムが良いか
いま、日本の映画は多様性を保ちづらい環境になりつつある。全国のスクリーン数だけをみると、2000年に2524だったのが2011年には3339と増加しているが、そのうちシネマコンプレックスが1123(44.5%)から2774(83.1%)と激増しており、昔からある映画館やミニシアターは減少するばかりだ(一般社団法人日本映画製作者連盟しらべ)。 2010年ごろからミニシアターの閉館も相次いでいる。東京だけでも、2011年には1月に恵比寿ガーデンシネマが休館し、2月にはシネセゾン渋谷が閉館した。2012年も10月に浅草の老舗映画館、12月にはシアターN渋谷と閉館が続いた。そして、銀座テアトルシネマは今年5月に閉館する。 逆風が吹く中、JR新宿駅東南口からすぐの好立地にミニシアター「シネマカリテ」が12月22日、オープンした。97席と79席(うち車イス席が1ずつ)の2つのホールを持つミニシアターは
2011年5月30日 著作権裁判アーカイブ映画 「古くて新しくて悩ましい ―映画の著作権保護期間について」 弁護士 唐津真美(骨董通り法律事務所 for the Arts) ■格安DVDはなぜ安いのか 格安DVD、激安DVDなどと銘打って、往年の名作映画やアニメが500円程度のDVDで販売されているものがあります。コンビニの棚に並べられた500円の名作映画を見て、ちょっと複雑な気持ちになる映画ファンもいるかもしれません。(といいつつも、筆者は「トムとジェリー」(1940年-)の初期の作品をまとめ買いして、その面白さに改めて感銘を受けました。) 市場に廉価で流通しているDVDの中には違法な海賊版も交じっていますが、コンビニの棚に堂々と並べられている商品は、著作権の保護期間が満了したと理解されているものです。格安DVDと映画の保護期間の問題については、2004年に施行された改正著作権法(以下「
有楽町から映画の灯消える 秋田市のプレイタウン閉館 ※写真クリックで拡大表示します 閉館を惜しむ映画ファンと握手する元木さん(左) 秋田市の通称・有楽町(同市南通亀の町)で唯一営業していた映画館「シアタープレイタウン」が24日、最後の上映を行い、閉館した。戦後、映画館街として発展し、多くの県民に親しまれた有楽町の最後の灯が消えた。ファンからは「長い間ありがとう」「残念」などと、閉館を惜しむ声が上がった。 シアタープレイタウンは、他の映画館の閉館が相次ぐ中の2003年5月、同館が入居するビルの管理人元木崇さん(47)がオープン。国際映画祭で受賞した芸術性の高い作品や、社会問題を取り上げた骨太な作品を上映し、映画ファンの支持を得た。 この日は県内外から映画ファン計114人が訪れた。今年夏まで4年間、横手市に勤務し、休日に同館で映画を見るのが楽しみだったという川島幹之さん(67)=埼玉県越谷
秋田駅前商業ビルの映画館「シネマパレ」(秋田市千秋久保田町、TEL 018-836-2990)が特集上映する名作リバイバル企画が現在、映画ファンの間で話題となっている。 153席を備える映画館「シネマパレ・パレ1」館内 153席と108席の2つの劇場を備える同館。レンタルビデオやインターネット視聴の普及、シネコンの進出などの影響を受け、入場者数が減少傾向にあるほか、配給作品のデジタル化も進むことなどから、新作の上映に加えて名作のリバイバル上映にも力を入れる。 昨年6月、「カトリーヌ・ドヌーヴ特集」を初めて企画したところ好評だったことを受け、人間ドラマやアクション、アニメなど毎回テーマを決めて幅広いジャンルの作品を上映。これまでに、1960(昭和30)年代の高度成長期の日本を描いた邦画3本、大人も楽しめるアニメ映画7本などを上映したほか、ツイッターで上映作品のリクエストも受け付けるなどしなが
サービス終了のお知らせ NAVERまとめは2020年9月30日をもちましてサービス終了いたしました。 約11年間、NAVERまとめをご利用・ご愛顧いただき誠にありがとうございました。
サービス終了のお知らせ SankeiBizは、2022年12月26日をもちましてサービスを終了させていただきました。長らくのご愛読、誠にありがとうございました。 産経デジタルがお送りする経済ニュースは「iza! 経済ニュース」でお楽しみください。 このページは5秒後に「iza!経済ニュース」(https://www.iza.ne.jp/economy/)に転送されます。 ページが切り替わらない場合は以下のボタンから「iza! 経済ニュース」へ移動をお願いします。 iza! 経済ニュースへ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く