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ブックマーク / natrom.hatenablog.com (10)

  • 韓国人と九州人の遺伝子が七十%も一致するという件について - NATROMのブログ

    九州大学韓国研究センター客員教授の朴珍道教授の発言。 ■外国からみえた方々による九州大学訪問記(強調は引用者による) 福岡は自転車さえあれば大体三十分で市内のどこへでも行けるのでとても幸せです。しかも九州の人々には何となく親しみを感じます。以前に韓国人と九州人の遺伝子(DNA)がなんと七十%も一致するという話を聞いてなるほどと思ったこともありました。ソウルから福岡までは飛行機で一時間しかかからなくて東京より近いですし、釜山からは船でも三時間かかりません。 ヒトとチンパンジーのDNAは98%とか99%とか一致すると言われている。系統的に離れた種ほど一致率は低くなり、ウニが70%ぐらいになるそうだ。これをもって「人間とサルよりも低くないか?」「朝鮮人はウニ並み」と笑う声もあるが、塩基配列の単純比較では韓国人と九州人はほぼ100%一致するのは分かりきっているので、別の物差しを使って「七十%も一致

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  • なぜ大正時代に衝心脚気が無くなったのか? - NATROMのブログ

    辰野/浦口の論理にいささかおかしいところがあったとしても、大正時代に衝心脚気が消失したことについて何らかの説明が必要だとお考えの方のいるかもしれない。辰野*1は「(”衝心性脚気”は)明治末期から大正の初めにかけての年代に無くなってしまった」と書き、浦口*2は"Shoshin-kakke disappeared from the country almost completely after 1929."と書いた。大正時代に日の脚気による死亡者数は減っていないことは■米の検定は脚気死亡数に影響せずで示したが、「米の検定によってカビ毒による衝心脚気は減ったが、全脚気死亡者数はビタミン欠乏による通常の脚気が大半を占めるため、統計値として表れない」という可能性はあるのだろうか? 東京大学における衝心脚気の病理解剖数の減少*3 辰野/浦口の主張の根拠は、東京大学病院で死亡した患者の病理解剖の記録で

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  • 東大教授のツンデレ論文 - NATROMのブログ

    エイクマン、フレインスによる米糠中の抗脚気因子を示す実験がなされたあとも、日では脚気の原因について長らく議論が続いた。脚気栄養欠陥説の反対者の言い分は「白米によって起こるニワトリの病気は、ヒトの脚気とは異なる」というもので、これはこれで考慮すべき主張ではある。そんなわけで、ビタミンB欠乏によっておこる実験動物の病気は「白米病」とされ、脚気とは区別されていた。脚気栄養欠陥説の反対者には、森林太郎のほか、青山胤通、緒方知三郎といった東大医学部出身者が多いが、東大で脚気栄養欠陥説に基づいた研究をしていた人もいた。東大新聞だよりNo.56*1には以下のようにある。 脚気はわが国では明治から大正にかけて極めて多く、困った病気であった。集団的に発生しやすいので、東大の中でも細菌説、青い魚説、中毒説、白米説などさまざまであった。入澤内科の田沢は米糠説に関心を抱き、日では抽出にアルコールエキスが使われ

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  • 米の検定は脚気死亡数に影響せず - NATROMのブログ

    どんどんブクマ数が減っていくが、ついて来れない奴は置いていく!さて、■衝心脚気の原因はカビ毒か?で紹介した辰野/浦口の主張について、まず目に付く問題点は、通常の脚気と衝心脚気の混同である。医学的な定説に立てば、両者は病因を同じくする連続した疾患であるのだが、辰野/浦口によれば、「通常の脚気の原因はビタミン欠乏、衝心脚気の原因はカビ毒」であるので、両者を明確に区別しないとおかしい。衝心脚気の病理解剖数が米の公の検定により減っていったことを示すグラフに「一時的に1916年に脚気が増加したことにより1916年〜1918年の期間に高い平均値を与えた」とあるが、「ビタミン欠乏による脚気」が増加したからって「カビ毒による衝心脚気」が増加するのはおかしい。混同は他の場所にも見られる。「大正の初めのころには、日で脚気で死亡する人はほとんどいなくなってしまったのです」「ビタミンBによって日の脚気が克服さ

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  • 衝心脚気の原因はカビ毒か? - NATROMのブログ

    クリスマスおめでとう!さっそく脚気の話をするよ。脚気がカビ毒(マイコトキシン)に関係するとする説もいろいろであり、「カビ毒は衝心脚気様症状を起こす」という脚気とビタミン欠乏の関係を否定しないものから、「脚気の原因はビタミンB1欠乏ではなくカビ毒である」とするトンデモ説まで幅がある。ここでは、辰野高司著「カビがつくる毒 日をマイコトキシンの害から守った人々」東京化学同人発行(1998年)、から引用する。東京化学同人発行という比較的信頼できる組織から発行され、手に入りやすい日語の文献であり、著者の辰野が浦口健二(脚気がカビ毒に関係するという説の提唱者)の直系の弟子であるからだ。 辰野/浦口の主張は、要約すると、「ビタミン欠乏による脚気の存在も否定しないものの、衝心脚気はカビ毒が原因であり、明治の終わりから大正の初めにかけて衝心脚気が日から消失したのは、公の米の検定によりカビに汚染された米

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  • 衝心脚気についての医学的定説 - NATROMのブログ

    最近、脚気づいているのは、脚気とカビ毒に関する異説を紹介する前に定説を理解してもらおうって流れから。今回は、脚気の病型の一つである衝心脚気(しょうしんかっけ)についての医学的定説を紹介する。というのも、「衝心脚気は通常の型の脚気とは区別される独立した疾患であり、ビタミン欠乏とは直接関わりがない」という(定説とは異なる)主張があるからである。さあ、どんどん話がマニアックになっていくよ。 衝心脚気は英語でcardiac acute beriberi(心臓急性脚気)、acute cardiovascular beriberi(急性心血管性脚気)、fulminant cardiac beriberi(劇症心臓性脚気)とか呼ばれることもあるが、Shoshin beriberiというのが一般的であるようだ。Shoshinはそのまんま衝心で、beriberiは脚気のこと。現在、英文の医学論文検索エンジン

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    isikaribetu07
    isikaribetu07 2008/12/26
    「最近、脚気づいている」で吹いた。洒落……なんだよな?(いや文字表記に頼っているから洒落とはちと違うか)
  • 長門で学ぶビタミンB1発見史 - NATROMのブログ

    ■やる夫で学ぶ脚気論争では、高木兼寛と森林太郎の論争を通じて、事の改善が脚気を予防しうることを学んだ。しかし、蛋白質不足/炭水化物過剰が脚気の原因であるとする高木の仮説は、現在の知識から考えると不正確である。定説の脚気ビタミンB1欠乏説の成り立ちを知ることは、科学がどのように進歩するのかを理解するのに役に立つだろう。 19世紀末は、結核菌、コレラ菌などが次々と発見された細菌学の勝利の時代だった。エイクマン(Eijkman)も、細菌学の開祖とされるコッホの研究室で細菌学を学んだ。当時、脚気も細菌によるものであると考えられ、オランダの脚気調査チームも脚気菌を発見したと報告した。エイクマンは、バタビア(インドネシア)の研究所で、脚気菌の研究を引き継いだが、困ったことに追試は成功しなかった。 でも1889年になって無視出来ないイレギュラー因子がエイクマンの周囲に現れた。それが、脚気様症状が出現し

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  • おもしろそうだから人体実験してみた - NATROMのブログ

    脚気に関する論文をひもといていると、けっこう人体実験がなされている。昔のことだから、おおらか。二つほど紹介しよう(いずれも引用文中の強調は引用者による)。まず、ビタミン50年記念事業会発行の「ビタミン研究五十年」の大森憲太「近代の脚気原因研究のあゆみ」より。このが発行されたのが昭和36年(1961年)。鈴木梅太郎のオリザニンの発見が明治43年(1910年)なので、それから約50年目。「米糠で脚気が治るなら小便でも治る」と鈴木梅太郎が揶揄された逸話からわかるように、1910年代の日ではまだ微量栄養素の不足によって脚気が起こるという説は受け入れられていなかった。ビタミンB不足が脚気の原因か否かで激しい論争が起こるのだが、大森憲太(のちに慶応大学教授)が脚気ビタミン欠乏説支持の最右翼であった。約50年経って、「あのころは大変だったねえ」的な感じで書かれたのが「ビタミン研究五十年」という。ま

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  • やる夫で学ぶ脚気論争 - NATROMのブログ

    脚気は米を主とする日や東南アジアに多発した病気で、定説ではビタミンB1の欠乏が原因とされる。ところがカビ毒が原因であるという異説もあり、調べ始めたらこれが面白い。そのうちブログに書くが、とりあえずは定説の成り立ちを理解していないと面白さがわからない。そこでまずは定説を解説してみた。教科書的に書いても良かったのだが、面白く読んでもらおうと思ったらこうなった。 ____ /\  /\     海軍軍医高木兼寛だお! /( ●)  (●)\   日の軍隊は脚気が多すぎるお! / :::::⌒(__人__)⌒:::::\  英国留学帰りの私が |     |r┬-|       |  日のために脚気を根絶させるお! \     ` ー'´     / 高木 兼寛(1849年〜1920年) ____ /⌒  ⌒\ /( ●)  (●)\   原因究明のため、まずは /::::::⌒(__人_

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  • 縦読みを仕込む新聞社 - NATROMのブログ

    今回は小ネタ。内容にはコメントしないが、正直面白かった。 ■デスク日記 とんでもない事件だ(西日新聞) とんでもない事件だ。北九州市と福岡県苅田町にまたがる自動車メーカーの部品工場に爆発物が投げ込まれ、地面に穴が開いた。工場を建設した会社のトラブルとみられるが、問題はそのメーカーの対応。広報担当者は当初「事件については言えません」の一点張りだった。 ようやく数時間後に「再発防止を望む」とコメントした。後で聞くと、捜査の関係で極端に口をつぐんでしまったという。このメーカーは大手自動車会社の子会社で、被害者側ではある。しかし、工場の起工式が昨年開かれたときも非公開だった。式典風景を公道から写真に撮ろうとすると、建設会社の人や警察官から制止された。 ただ、企業の社会的責任がこれだけ求められている中、事件が起きれば十分な説明が必要なはずだ。メーカー名はこの欄では名指ししないが(各段落の頭文字がヒ

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    isikaribetu07
    isikaribetu07 2008/10/07
    ↓そうだよね、「縦読み」より「折句」と呼ぶ方が適切だと思う。
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