インターネットのバックボーンを巡り、冷戦時代を思わせる戦いがグーグル、フェイスブックやアマゾンのような大手IT企業と、AT&TやComcastのような電話回線やケーブルといった既存のインフラ企業の間で繰り広げられている。 しかし既存のインフラ企業に、勝ち目はないかもしれない。 ウォールストリートジャーナルによれば、大手IT企業は「ダーク・ファイバー」(「ダーク」とは、使用中は光るが未使用な状態では暗くなる光ファイバーの性質に由来する)と呼ばれる光ファイバー・ケーブルの未使用部分に巨額な資金をつぎ込んでいるという。この数年、グーグル、フェイスブック、マイクロソフト、アマゾン等がダーク・ファイバーに度々投資し、自社のデータセンターを設立したり、余っている無線周波数帯の使用権まで購入しているというのだ。 これらの動きは、インターネットのトラフィックに関する勢力図を大きく変えてしまう可能性がある。
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